c r o s s + c o r e

kuro score >>> cross core !!!

sayazamurai.jpg

大日本人』、『しんぼる』に続く松本人志監督第三作。
刀を捨て、鞘しか持たない一人の侍。彼は戦うことを避け
娘を連れてひたすら逃亡を続けていたが、ある時、脱藩の
罪で捕えられてしまう。その罰として科せられたのは、
母を亡くした悲しみで、笑うことを忘れてしまった若君を
三十日の内に笑わせることだった。見事叶えれば無罪放免、
失敗すれば切腹。彼と娘の三十日の戦いが始まる。
今まで本人が主演も兼ねていたのに対し、今回は初めて
別の人が主演。しかも『働くおっさん劇場』でお馴染み
ほぼ素人の野見隆明を大抜擢。素人ゆえ、ほとんど
台詞もなく、彼の佇まいのみで勝負という状況。でも
個人的な印象としては、案外上手く機能してたというか
ファンであるがゆえに、本人主演だとどうしても身構えて
見てしまうので、そういう意味では気楽に見られてよかった。
笑いに関しては、前二作以上に分かりやすく親切設計。
「三十日の業」は、ベッタベタなネタから大掛かり&懐かしの
人間大砲まで(そういやエンドロールに岡本マネの名前あった)。
どれも野見さんがやってるからこその笑いと空虚感と侘しさが
滲み出てた。前半の同じ絵面繰り返しは、ちょっとだけ
漫☆画太郎先生テイスト。あ、タツノコプロっぽい悪役
三人組は正直、必要性を感じなかったかな。出すなら
もうちょっと最初にいろいろ絡んだ方が良かった気も。

後半は笑いから一転、親子関係にぐっとズームアップ。
何考えてるか分からない(実際考えてなさそう)主人公が
一瞬だけ見せる父親らしさに触れ、満面の笑顔の娘。そして
最後の決着。あーそういう方向性かと思ってたら、最後の
最後に、また異質な展開。全体を通しても、またもや賛否
ばっさり分かれる内容でしたが、あの「なんじゃこれ」感は
嫌いじゃないです。細かいこと言うと、説明的な台詞や
ただ状況を見せてるだけのシーンなんかは削っちゃえと
思ったけど、どんどん映画っぽくなってるのも事実。
それがいいことなのか悪いことなのかは分かりませんが。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://crosscore.blog68.fc2.com/tb.php/959-5a863ec5