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糸満ハーレー

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小説『風車祭』にも出てきた爬竜船競漕。
旧暦5月4日に沖縄各地の漁港で行われ、航海の安全や
豊漁を祈願するウミンチュのお祭り。一般に「ハーリー」と
呼ばれることが多いが、糸満では昔からこの地域で伝わる
「ハーレー」という呼び名を使い続けている(語源も違うっぽい)。
今回、運よく開催日に沖縄にいたので、見に行ってきた。

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糸満までは、那覇バスターミナルからバスに乗って向かう。
9時すぎのバスに乗ったのでなんとなく間に合うだろうと
思ってたら、現地に着いたのが10時20分頃。最初の競漕
「御願バーレー」を思いっきり見逃す。この御願バーレーと
最後のアガイスーブは、神事性を帯びてて歴史も一番古い
ということで楽しみにしてたのに…。でも過ぎたことは
仕方ないので、他の競漕を楽しむことに。30走近くある
競漕のうち、大半は職域ハーレーと呼ばれる職場で組まれた
チームの対抗戦。この合間に、糸満の三村(西村・中村・新島)
が競い合う御願バーレー、青年バーレー、クンヌカセー、
アガイスーブといった競漕が行われる。見ていると圧倒的に
盛り上がるのは、この三村の対抗戦。それぞれの村が
色違いの衣装(ハーレーギン)に身を包み漕ぎゆく様は
勇壮で艶やか。両岸に陣取った村の応援団や観光客含め
数万人の人が、勝敗を決するたび一斉に湧き上がる。
競漕以外では、海に放ったアヒルを泳いで捕まえる
アヒル取り競争(自由参加)も、盛り上がってた。

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最後にかけては、クンヌカセー、職域ハーレー決勝、
門中ハーレー、アガイスーブと盛り上がる競漕が立て続けに
行われる。クンヌカセーは、別名・転覆競漕という名の通り
途中で一旦わざと転覆させてから再び漕ぎ出す競漕。一度
転覆させるから、船に水が結構入ったままなのでかなり大変そう。
でも、一番歓声が巻き起こってた気がする。そして最終競漕は
最も長い距離を競うアガイスーブ。競漕の最中、船上で様々な
謡や踊りを披露していた船(村船)の周りを三村の爬竜船が
三周してから、競漕開始。他の競漕の2.5倍の距離を、三村とも
乱れることなく淡々と漕ぎ進めるのがすごい。村の名誉をかけて
相当練習を積んでるんだろうなあ。結果は、赤い衣装の新島が
総合優勝でしたが、素直に格好いいと思える伝統行事を
間近で見られたことに感動。何より、ちっちゃい子どもも
お揃いのハーレー衣装を着てたりして、老若男女を問わず
地元の人が一番楽しんでる雰囲気なのが良かった。

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