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kuro score >>> cross core !!!

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園子温監督最新作。
と言っても、同監督の作品を見るのは今回が
初めてですが。タイトルを見て、すぐWinkを
思い浮かべる人は歳がバレるから気をつけるんだ。
ストーリーは1993年に起きた埼玉愛犬家連続殺人事件
をベースに作られている。バラバラになりかけていた
一つの家族が、ひとりの怪物に巻き込まれ、捩れ、
カタストロフとともに崩壊していく様を執拗に丹念に描く。
途中から本当にドロドロになっていくから、ある程度の
覚悟と、へこたれない精神状態を持って見に行く必要あり。

まずはとにかく、でんでん氏演じる最凶の隣人・村田。
愛嬌あって、話が上手くて、一見人が良さそうなのに
一転別の顔に変わる怪人っぷりは圧倒的。本当に
すぐそばにいそうなタイプの人物だからこそ、笑顔の
向こうに見える深淵が怖い。さらに、本作で一番
狂ってたのは、その村田の妻だったような気がする。
そんな二人の異様な磁場に巻き込まれ、虫も殺せないような
主人公も変容していくことに。何気に、郊外ならではの
人間関係の空虚さというか寂寥感みたいなのが、より
不安をかき立てて、見てる側もじわじわ追い込まれる。
とことんドライで(一部、超ウェット)重くて救いがないが
きちんとエンターテインメントとして作られているので
身構えてたら意外と楽しんで見られる…と思います。
しかし、この監督は最後の最後まで描き続けるタイプの人
なんだなあ。最後に見せる娘の姿とか、そこまでやらなきゃ
納得できないんだろうね。しかも彼女が唯一、人間味を
見せたのがここだけというのも容赦ない。あと、主人公の
最期の表情見てたら、岩明均さんの描く顔つきを思い出した。
岩明さんも、いろんな意味で怖い人です。












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