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kuro score >>> cross core !!!

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2002~2003年に連載していた三宅乱丈『ペット』が出版社を
変え、リマスター・エディションとして再構築&新生、発行。
他人の記憶を操作できる能力者と、その力を利用する闇社会の
「会社」。その両者の対立のみならず、能力者同士の思惑、
駆け引き、感情のもつれが縦横無尽に絡み合い、爆発寸前の
緊張感を保ったまま、最終局面へと一気に駆け抜けてゆく。
『ぶっせん』、『北極警備隊』とギャグ漫画の印象が強かったのが
いきなりハードなサイキックものに振ってきたから、連載当時は
結構衝撃大きかった。しかも、ギャグがきちんと面白かった人が
シリアスな話もさらに面白いというレベルの高さ。この作品で
この作者にハズレなしという確信を持った気がする。それゆえ
終盤の展開に対し、一部で打ち切り説が流れたのには納得いかず
「これだけの作品を打ち切るバカな編集部はないだろう。これは
これで完成されたものなんだよ」とずっと思ってきた。で、
今回の書き下ろし部分を読んでみると、当時打ち切りだって
言われてたエンディングは、実はほとんど変わっておらず、
「司」の記憶がクリーニングされる場面が大量追加されている。
つまり、会社との対立より、林-司-ヒロキという能力者間の
すれ違いや葛藤の方に重点を置かれたという意味で、オリジナルも
リマスターも違いはなく、多少話数が減ったにせよ、当初
描いていた構想はきちんと最後まで到達できていたはず…って
何を必死に打ち切り説否定してるんだろ、俺。ただ、オリジナルの
方でも十分感動したって言いたかっただけなんだけどね。あ、でも
リマスターの桂木&レンレン回想シーンは反則。あれ、ずるいわ。

うだうだ書いてきましたが、作者あとがきによると、この続きを
また描く可能性もあるようなので、のんびり待ってみるよ。

■三宅乱丈『ペット リマスター・エディション』1~5巻 エンターブレイン












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