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kuro score >>> cross core !!!

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是枝裕和×業田良家×ペ・ドゥナという組み合わせに、すっごい
期待して見に行ったけど、なんか思ってたのと違った。結構、
後味悪い(笑)。いろんな意味で、悶々とさせられます。
冴えない中年男のもと、まるで生きた人間のように扱われていた
空気人形(いわゆるダ○チワ○フ)。ある日、なぜか「心」を
持ってしまった彼女は、初めて触れる外の世界に、無垢なまま
身一つで飛び込んでゆくことに。

初っ端から裸だし、生々しいシーンも多く、今までの監督の作風
前提で見ると戸惑うかも。ただ、前半は映像も柔らかく、一見
優しい人ばかり出てきて、それこそ寓話的なんだけど、段々真綿で
首を絞めるように「現実」が、人形である彼女にも迫ってくる。
儚い恋心と「代用品」という自分の存在。中身がからっぽな彼女の
身体なんて一瞬で吹き飛ばされるほど、世界に吹く風は冷たく強い。
それでも覚悟を決めて「心」を持ったまま生きようとした彼女の
顛末は…。終盤、希望があるように見せかけて、その実、誰も
幸せになっていないという。同監督作『誰も知らない』で
どうしようもない現実の先に見えた、救いの光のようなものが
今作では見出せなかったのは自分だけか。まだまだ将来のある子どもと
大半が人生の折り返しを過ぎた登場人物という違いがあるかもしれないが。
あと、ひとつ注意点。決してデートなんかで見に行かないように。
男という生き物の嫌な部分が剥き出しなので、不利になるだけですよ。

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