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kuro score >>> cross core !!!

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アニメ版『時をかける少女』の細田守監督による最新作。
『時かけ』は確かによくできた作品だったけれど、個人的には
それほどハマらなかった。が、今作は完全にツボでした。
数学オリンピック日本代表から漏れた主人公(高校生)が
バイトと称して先輩(女子)の田舎に連れて行かれるところから
話は始まる。ひとりっ子のため、初めて触れ合う大家族に
戸惑いつつも、いつしか喜びを感じかけていたが、翌朝なぜか
仮想世界「OZ」のハッカーとして大々的に報道されてしまう…。

まずはとにかく、仮想世界「OZ」ね。SNSやらセカンドライフやら
公共サービスなど、ネットでできることを丸ごと飲み込んだ
巨大ネットワーク・システムなんだけど、その浮遊感といい
空間の広がりといい、無機質なのに柔らかそうな質感といい、
伝わってくる心地よさが尋常じゃない。こういう世界なら、
自分も関わってみたいと思わされる。その一方、現実世界である
長野の田舎は、田舎生まれ田舎育ちの人間から見ると、よく
見知った風景。というか、やや理想化されてる気がした。
仮想コミュニティに対し、「親戚」という微妙で、ちょっと
メンドくさい共同体が今回の主人公と言える訳だが、アニメなので
現実の生々しい人間関係がうまい具合に漂白されている感じ。
実際はもっと高齢化してるし、こんな格好いい人周囲にひとりも
いねーよ!みたいな。かと言って、アニメで年寄りだらけの
ドロっとした人間関係とか見たくないのもまた事実(笑)。
まー、そんな細かいことは実際どうでもよく、最初から最後まで
息つく暇なく、楽しんで見られたことが重要。前半、「OZ」の
楽しさを伝えつつも展開は抑えに抑えて、後半で一気に攻め立てる。
ひとつの盛り上がりが、次の盛り上がりを誘爆するように連鎖し続け
大団円まで一気呵成。エンターテインメントは、やっぱこうでなくちゃ
という手本みたいな内容。あと、終盤の花札バトルのカッコよさも異常。
久しぶりに、もう一回劇場で見返したいと思うほどでした。

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2009.08.19 20:11  | # [ 編集 ]












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