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kuro score >>> cross core !!!

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現実は容赦ない、という話。

9.11テロで乗っ取られた4機の飛行機のうち、目標につっこめず
何もないところに墜落した1機の内部状況を、遺族や関係者に
対する膨大かつ綿密なインタビューの末、再現を試みる。
大国に対してあまりよい感情を持っていない人間なら、
あのテロは賛同こそしなくても、どこか胸のすく思いを感じて
しまったのではないか。
だけどそれはあくまで「国」という大きな括りで見た場合の話であり
こうして普通の、一般の、無名の人々の姿を見せられると
そんな感情は霧散してしまうだろう。あの時の乗客は全員この世になく
この話もあくまで推測でしかないのもわかっているが、それでも
人が必死で生きようとする思い・行動の前では、つまらない反発心
なんか意味のないものに思える。
また、テロリスト側も狂信者ではなく、脆さをあわせ持つ普通の人
として描いているところも、アメリカ人が作った映画という意味で
考えるとすごいことだと思う。

だが、この映画が本当にすごいのは、こんなデリケートな問題を
扱ったものでありながら、きっちりエンターテイメントに仕上げて
いるところにある。当日、空港に乗客が集まってくる風景、
空港職員の働く様・会話、日本と変わらない離陸までの機内の様子…
ただ普通の日常を描いているだけなのに、妙にひきつけられる。
ドキュメントタッチなんて言ってるけど、ただのドキュメンタリーが
こんなにドキドキしておもしろいわけがない。
なんだかんだで、この監督腹黒いな、と思ってみたり。

…と、マジメに感想を書いてみたけど、本当は
『マクダル・パイナップルパン王子』を見に行ったのに
上映が終わってたから仕方なくこっち見た、なんてとても言えない。












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