kuro score >>> cross core !!!

文藝別冊 吉田戦車

extrays.jpg

一冊丸ごと吉田戦車特集号。
個人的な吉田戦車との出会いは、中学の頃、『ファミコン通信』
(現『ファミ通』)で得体の知れない四コマ漫画を見たのが最初。
当時、クラスでは桜玉吉『しあわせのかたち』派と片山まさゆき
『大トロ倶楽部』派で分かれてた訳だが、そのどちらからも
奇妙、変、意味わからん、と賞賛を浴びていた。そして高校に
入ってから、たまたま本屋で『伝染るんです。』一巻発売に
立ち会った時の衝撃。「あ、吉田戦車って、本出せるんだ」と
かなりナメた態度で手にとって立ち読みしたら、四コマの
一本目から笑い抑えるのに必死で、変な人に思われたくないから
買って帰らざるをえなかったという。ただ、わざと乱丁・落丁を
施した装丁は、当時の自分にはイマイチ凄さが分からなかった。
今から考えると凄いというか、よく企画通ったな、あれ。

気になったのは、まず生まれたのが1963年だということ。
ダウンタウンと同い年か…なんか感慨深い。ダウンタウン
東京進出後初のゴールデン『全員出席!笑うんだってば』という
ダダすべりの番組で、イメージキャラクター書いてたのが
吉田戦車だったような(「いじめてくん」ぽいやつ)。
椎名林檎との対談(2004年の再録)は、熱愛対談っていうから
うすた京介×真木よう子くらいのテンション想像してたのに
内容云々言う以前に、そもそも量が少ない。もうちょっと
時間とってもよかったんじゃ。椎名林檎の芸名の由来が
吉田戦車から来てるというのは、初耳だったけれど。
豪華メンバーが揃った寄稿マンガは、まあこんな内容かな
という感じ。三宅乱丈のトレースが、完璧で笑ろた。
あと、一番おもしろかったのは、例の乱丁本を発案した
奇才装丁家・祖父江慎と、常識人・吉田戦車とのやりとり。
ぐったりテイストのふわふわ植毛って、どんな本やねん。
自由すぎる。でも、ちょっと見てみたい。

Comments 0