kuro score >>> cross core !!!

小松弥助

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いよいよ寿司屋めぐりもラスト五軒目。
最後は、金沢に行くなら是非伺うべきと聞いていた有名店。
ただ、夜は営業しておらず、昼間のみ、かつ水・木曜定休
と、なかなか選択肢が絞られる。いろいろ考えた末、旅の
最後の締めに向かうことに。もちろん、早めの予約が必須。

場所は、金沢市内に6軒あるアパホテルの<金沢片町>1階。
ガラス張りで、開放感ある店内にはカウンターとテーブル席が
あるが、やっぱり間近で楽しみたい。そのL字型のカウンターは
長辺に7席、短辺に3席。つけ場が真横から見られる短辺左端の
席に案内される。女性二人が給仕される中、大将とサバンナ八木に
似たお弟子さん(?)登場。大将は、かなり高齢ということですが
穏やかな振る舞いの奥に情熱が見え隠れしており、明らかに
自分より元気そう。ビールを飲みながら待ってると、大将が
客一人ひとりの目を見て話しかけながら、早速握り開始。

まずは、イカの糸造り、炙りトロ、甘エビ、赤身のヅケ、バイ貝。
今まで見たことない、ちっちゃな卵型をした握りは、口に入れると
ふわりとほどけ、噛み締めると、もっちり崩れる。シャリに空気が
閉じ込められた、エアリーなお鮨。軽く塩が振ってあるイカも、
包丁が入れてあるトロも、一瞬で次々消えていく。あと、ヅケ。
鈍い光沢を放つそれは、芸術品にも見えるほど。続いて、この
ヅケとウニをのせた、プチ山かけ丼。少量のシャリにネタがのっており
「あまり混ぜないで」との言葉通り少しずつ、すくって食べると、
これまたほろほろ溶けてゆく。さらに、炙ったうなぎとキュウリを
巻いた、うなキュウ巻を手渡しで。あたたかいうなぎ、冷たいキュウリ
やわいシャリに、パリッとした海苔の四者共演は、絶妙すぎて脳に響く。
ここで一通りと言われたので、白身(ヒラメ)とネギトロ巻、アワビを
追加。ネギトロ巻とアワビは、常連っぽいお客さんが頼んでたのを見て
食べたくなったんだけど、このネギトロ、目の前でトロとネギを
たたいて作るところが見られます。うなキュウ巻に負けず劣らず
これも旨い。今まで食べた巻き物の中で、ここのが一番好きかも。
あー、やっぱり最後にこの店に来られてよかったな。なんだか
日ごろの悪いものも全部抜け落ちた気分で、席を立つ。
そう言えば、ひそかにビックリしたのは、カウンターに座った
お客さんの半数近くが、料理人や料理人の卵(しかも県外者)
だったこと。どうも、大将は生きる伝説になってるっぽいです。

■小松弥助/石川県金沢市池田町2番丁21-1[11:30~17:00]

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