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kuro score >>> cross core !!!

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今年は、長期連載が次々完結する節目の年だったような気がする。
が、それに入れ替わるように、新しいタイプの作品も出始めており
日本の漫画は、まだまだおもしろくなりそうな気配がします。
2007年版ベスト10
2006年版ベスト10

1位:三宅乱丈『イムリ』4巻
昨年の2位から順位を上げてみました。ただ、独特の絵柄といい、
やや難解なストーリーといい、合わない人はまったく合わない
気もするけど、個人的には現在連載中の作品で今一番おもしろい!
って、全作品読んでる訳でもないのに断言。漫画好きは必読。

2位:木村紺『神戸在住』10巻
8年にわたる連載も、10巻で完結。神戸に暮らす一人の大学生の
日常を淡々と、でも丹念に描いてきた秀作。キャラクター造形を
かなり綿密に行っているせいか、現実に存在するかのような錯覚も
しばしば。読後は、何気ない日常もいとおしく感じられるように。

3位:漆原友紀『蟲師』10巻
こちらも、長期連載が10巻で完結。日常をテーマにした『神戸在住』
とは一見まったく異なる「異色ファンタジー」といった体裁だが、
作品全体に流れる穏やかで凛とした雰囲気は、近いモノを感じる。
アニメ版も異様な完成度なので、併せて一度は見てほしい。

4位:とよ田みのる『FLIP-FLAP
『ラブロマ』の作者による、ピンボール・ラブコメ。
短期集中連載という形式がきわめて効果的に働き、ストーリーに
勢いと深化が共存。画にちょっとクセがありますが、この一冊で
読書中にはカタルシスを、読後には爽快感を一度に得られます。

5位:五十嵐大介『海獣の子供』3巻
漫画の画力というものを、今一番思い知らせてくれる作品。
ストーリーも気になることは気になるが、それにもまして
たった一枚の画から与えられる情報量は圧倒的。読まずとも
ただ眺めているだけで別世界に連れて行かれる。もはや奇書。
6位:カラスヤサトシ『おのぼり物語
自嘲系ゆる4コマ漫画家カラスヤサトシの上京物語。
個人的に、かなり厄介な作品。30歳過ぎて何者にもなれず
何物も得ていない人は、取り扱い注意。でも、これが現実だ。
冴えない日々を送る団塊ジュニア必携・必読。

7位:福満しげゆき『僕の小規模な生活』1巻
ガロ出身漫画家による、私小説ならぬ私漫画。
舞台をメジャー誌に移したせいかどうかは分からないが、過去の
作品に比べて、どんどん明るくポップに変貌。でも、根っこに
流れるネガティブな心性は、まだ消えてないので、ひとまず安心。

8位:芦奈野ひとし『カブのイサキ』1巻
前作『ヨコハマ買い出し紀行』の世界観ともリンクする
近未来SF。SFと言っても、サイバーでパンクなのとは正反対。
ちょっとだけ異質な日常に生きる人々を、ゆるゆると描写。
ヒコーキに乗って見る世界の開放感は、異常(いい意味で)。

9位:黒田硫黄『大金星
得体の知れない連作「ミシ」を含む、黒田硫黄の短編集。
『あたらしい朝』や『大日本天狗党絵詞』といった連載作が
黒い画面なのに対し、短編集は全体的に白っぽい。そこに
話の中身と連動した切なさや儚さを、つい見出してしまう。

10位:石川雅之『もやしもん』6巻【ぬいぐるみ付き】
おまけがどんどん度を越してきた『もやしもん』最新巻。
フランス・ワインの知識が少し身につくよ。あと今月には7巻が
また変なおまけ付きで発行予定。ついでに、アフタヌーン増刊で
始まった『純潔のマリア』も、結構いい感じ。今後に期待。

次点:中村光『聖☆おにいさん』1巻
イエスとブッダの下町グラフィティ。自分で書いてて意味分からん。
実際、中身はあまりないです。つつましい二人(二柱?)の生活を
覗かせていただく、ありがたい作品。2巻ではさらに、ゆるさ倍増。

新人賞:今井哲也『ハックス!』1巻
高校のアニメ研究部を舞台にした、きわめて現代的、いや現在的な
部活マンガ。新入生歓迎会で見たアニメに衝撃を受けた主人公が
勢いだけで入部するところから始まる。「今」が舞台だから、
詳しめのパソコン知識や動画サイトが当たり前に出てくるが
それでもなお、手作り感に溢れてるのがポイント。主人公の
キャラクター含め、純粋にわくわくできる、今イチオシの作品。












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