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kuro score >>> cross core !!!

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大学入るまでは酒なんか飲んだことなかった。
って、別に威張れることではないが。
そんな人間が九州の大学に入ったもんだから、笑える。
九州では「酒=焼酎」が常識で、ビールは食前酒ならぬ飲前酒。
飲んだことないビールをちびちびやってたら
「そんなジュースはさっさと空けろ」とばかりに焼酎つがれる。
しかも芋。薩摩オンリー。下級生は米・麦禁止。
そう、「酒=焼酎=芋焼酎」が真の公式。ツラかった。
そんなこんなで、焼酎なんか大嫌いだった。5年くらい前までは。
何がきっかけだっただろう。たまたま入った焼き鳥屋で飲んだのが
第一歩のハズ。宮崎地鶏がメインの店で、店員と昔、九州に
住んでた話をしてたら、当然でしょって顔で焼酎すすめられた。
で、試しに飲んでみたら思ったほど無理じゃない。芋なのに。
それから、いろいろ試すようになった。

そして。やっぱり芋より米の方が飲みやすいなって
気づいた頃、ついに出会う。衝撃の出会い。
ひと目ぼれ、というかひと口ぼれってああいうことを言うんだろう。

『夕食家 ほりかわ』という店だった。
その時はたまたま米焼酎が一種類しかなく、自然にそれを頼む。
水割りで。「いいお酒だよ」って店主が言う。
そりゃ、悪い酒なんか置かんやろ、と思わず心の中でつっこむ。

前に置かれる。飲む。? もう一口飲む。??
ジュース? いや、そこまで甘くないか。でも、これ焼酎?
いやいやいや焼酎って。これは焼酎違うだろう。間違えたんかな。

「これ…吟香露っていう焼酎ですか?(違うよね)」
「そうだよ」
「え、焼酎なんだ、これ…」

なんて言うか、飲み易すぎる、旨すぎる。
お酒の感じがまったくないのに、果物(洋梨?)の香りまでしてやがる。
さらさらさらさら流れ込む。2杯、3杯、もう一杯。
これが焼酎ならやってらんねーよ(何を)。今までの人生何だったんだ。
意味なく泣けてくるのは、酔ってるからか。
その日は結局4、5杯飲んだ。

よくよく調べたら、米焼酎とは言うものの、正確には吟醸酒の酒粕から
作る吟香焼酎というものらしい。造っているのは福岡の酒蔵、杜の蔵。
が、正直そんなことはどうでもいい←失礼
以降、飲み屋で吟香露を見つけるたびに頼み続け、挙句、近所の酒屋で
1本(720ml)1000円ちょっとで売ってるのを見つけ買い占めに走る。
2、3カ月の間は、うわごとのように吟香露、吟香露言ってたな。
それからしばらくすると、今度は吟香露に似た焼酎が他にも
あるんじゃないか、いやあるはずって探し始めた。
それで出会ったのが、実は吟香露よりはるかにメジャーな「鳥飼」や「十四代」。
だけどね、やっぱり初恋にはかなわない。
俺は一生「吟香露」に添い遂げよう、と心に誓う。
や、他のも飲むけどね、お店とかだと。
今では芋焼酎でも好きなの見つけられたし(「海」とか
「富乃宝山」とか「くじらのボトル」とか。結局すっきり系)。

あと、ワインにいまいちハマれなかった理由もなんとなくわかった。
「これが好き」っていう自分の好みさえわかれば、後はそれに近いもの
似た感じのものから、好みの輪を広げていけるけど、ワインでは
その「好き銘柄」を見つけられなかったんだよな。

でも、いいや。その代わり、いろんな焼酎に出会えたから。
米、芋、麦、栗、黒糖、紫蘇、緑茶、牛乳…。なんでも来い。
ただし、締めの一杯は決まってるけど。

そんなこんなで、今日も家で吟香露を傾ける日々。

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