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kuro score >>> cross core !!!

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あー、おもしろくてよかった。
この方、少年誌出身のせいなのか、セリフ回しが
丁寧すぎるというか、セリフで説明しすぎるきらいが
あって、前の『邪眼は月輪に飛ぶ』はそれが裏目に出てた
感が強かった。でも、今回は青年誌の感覚に慣れたのか
違和感を感じる部分はほとんどなく、物語に入り込みやすい。
舞台は、19世紀ロンドン。
足にバネを仕込み、突然飛び跳ねて現れ、女性を驚かすという
「バネ足ジャック」。犯人の目星はついていたが、貴族であったことと
ある日から犯行をやめてしまったため、犯人の追及はなされぬまま
事件は幕を閉じた。だが3年後、再び姿を現したジャックは
殺人も厭わない怪物へと変貌していた…。

セリフのテンポもいいのに加え、今作は登場人物がことごとく良い。
事件を追う警部もいいけど、とにかく犯人と目される侯爵・ウォルターが
強くて、イカレてて、カッコよし。こういう、ひねた人好き。
女の子もいちいちかわいいし、何より、「バネ足ジャック」の
造形がすばらしス。デカくて、細身で、手足が長くて、どこか切ない。
雨中の二体の決戦は、もう少し長く見てたかった。
続編もあるとか、ないとかいう話なので、期待して待ってみる。

■藤田和日郎『黒博物館スプリンガルド』講談社












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