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kuro score >>> cross core !!!

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救いって、なんだろう。
幸せって、なんだろう。
流れてゆくエンドロールを眺めつつ
頭の中でぐるぐると疑問も駆け巡る。
スペイン内戦後、軍人の義父のもとへ向かう主人公とその母親。
冷徹な義父と内戦後の過酷な環境の下で過ごすうち、主人公は
牧神パンに導かれ、3つの試練を乗り越えれば魔法の国に帰還できる
と伝えられる。辛い現実から逃れるため彼女は試練に立ち向かうが
現実は日々過酷さを増してゆく。そして。最後の試練を前に
彼女が選んだ道は…。

事前に、かなり“痛い”映画だって聞いてたから
覚悟して見られたけど、あのポスターだけで判断して
ゆるいファンタジーのつもりで見に行ったら、
返り討ちに遭うかも。オープニングの時点で、
ある程度の(容赦ない)結末は示されるし。
全編ダークで陰気で憂鬱で、でもそれゆえに微かな光でも
眩しく感じる。魔界パートの、細部にまでこだわった作りは
主人公でなくとも心魅かれる美しさ。
ただ、本来禍々しいはずの世界が美しい分、同時にいかに現実が
冷酷で寒々しいものか思い知られる。現実世界でよかった
ところなんか、一箇所もなかったもんなあ。

で、見終わった後であのポスターを見直すと、
まったく異なる印象を受けることになる。
光の中、安堵したようにも、諦めたようにも見える
主人公の表情、佇まい。心の奥を締め付ける余韻だけが残る。












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