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ジャッキーステーキハウス

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19時前頃、水族館から無事、那覇に帰着。
最後の夜。なのに、まだ二日酔いの残り香が残る。
むー。居酒屋系はパスかなー。でも、そうすると完全に手詰まり。
ひとりで、イタリアンとかフレンチはちょっと…。
魚系が続いたし、ここは肉料理でも。
あ。そう言えば、この前飲みに行く途中で
ジャッキー見つけたんだった。行ってみるか。

この『ジャッキーステーキハウス』、沖縄での歴史は古く
創業は1953年。かつては、そのボリュームの大きさとおいしさ、
そして何より安さから、地元の人にも観光客からも愛された店。
ただ、いくらでもファミレスで安いステーキが食べられるように
なった現在では、そこまで価値は高くないかもしれない。
でも、個人的には思い入れのある店。なぜなら、十数年前
初めて沖縄に来た時、通いまくった店だから。
貧乏学生だったから、交通費は船(福岡~沖縄間。今は
運航してないとの噂)で渡ることで浮かせ、宿泊費は
滞在の半分以上を無人島の砂浜で寝ることで浮かせ、
残ったお金はすべて、このジャッキーにつぎ込んだ。
それまで、ほとんどステーキなんて食べたことなかったから
欠食児童のごとく、口にお腹に詰め込めるだけ詰め込む。
何日も通うから、ステーキだけでなく、タコスに
チーズバーガーに、Aランチ、Bランチ、Cランチ…。
食べても、食べても、飽きることのなかった夏の日。

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懐かしさで胸いっぱいになりながら向かってみると
店の前には大勢の人だかり。芸能人でも来てるのかと思いきや
全員ただの客。マジで? …こんな人気あったっけ。
ここまで来て引き下がれないので、行列の最後に並ぶ。
待ってる間も続々来店。人気なのはいいことだけど
ちょっと違和感。あのさびれた雰囲気が良かったのに(我儘)。
30~40分経ち、ようやく入店。久々の店内は、なんか前より
広くて明るく感じる。照明変えたんかな※。

メニューを見ると、あまり変わってない感じ。
値段はもうちょっと安かった気がするが、もう十年以上前の
話だもんな。せっかくだし、テンダーロインステーキのMを。
1900円。Sサイズなら1700円、Lサイズでは2100円になる。
あと、オリ生。二日酔い気味だが、ステーキの香りにやられて
つい注文。ビールとともに、サラダとスープが運ばれてくる。
そう、このスープ。白くて、ぬるくて、なんだかよくわかんない味。
これに、ガーリックパウダーを入れるとおいしくなるって
先輩が教えてくれたんだった。で、テーブルの上を探すんだけど
一向にガーリックパウダーは見つからない。あれー。
仕入れなくなったのかなあ。仕方なく、コショーでお茶を濁す。
やっぱり、よくわからん味。でも、懐かしい。
そして、ステーキ。ミディアムで頼んでも、したたる血。
レアだと、どんなことになるのか。ソースかけて、一口食べて
あー、うめえ。量が多いかと思ったが、軽くたいらげる。
たまには、こういうダイナミックなごはんもいい。
十数年前から比べると、ひとまわり成長した腹周りを憎々しげに
見ながら店を出る。次は、どこに向かおうか。

※広島に戻ってから調べてみると、どうやら以前の店舗から
移転していたらしい。ただ、内装や調度品は、前の店舗のものを
再利用したりして、なるべく元に近づけているとのこと。
だから、移転に気がつかなかったのか、単に鈍いのか。

■ジャッキーステーキハウス/那覇市西1-7-3[11:00~25:30]

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