kuro score >>> cross core !!!

元念 瀬川

gsegawa1901.jpg

今年9月にオープンした和食屋さん。
にかいのおねぎや笹木』で働かれていた大将が
笹組から暖簾分けして開店されたそうです。

gsegawa1902.jpg

中町の『田心』と道を挟んでちょうど目の前にあるお店は
落ち着いた照明の下、お籠り感のあるいい雰囲気。厨房を
囲むカウンターは10席ほどあり、さらに壁で仕切られた
カウンター席や個室もあり。料理は3種類あるコースの中から
飲み物代がすべてコミコミのお披露目コースをお願いしてみた。
瓶ビールは赤星、クラシックラガー、ヱビスがあり、赤星を。

料理の一品目は、金の鯖寿司を焼き海苔で挟んで。
済州島沖で獲れたという鯖はとろける味わいで、パリッと
香ばしい焼き海苔とも好相性。続けて、蓮根まんじゅう。
岩国蓮根を使ってあり、もっちりとさくさくした食感が
交互に現れる、食べてて楽しい一品。ここでビールから
日本酒へ。メニューには、コース料金に含まれる10種ほどの
銘柄の他、限定酒もあり、さらに別料金がかかるものも
6種程度用意されてました。その中から、まずは大将おすすめの
限定酒「燦然」純米大吟醸原酒。モーツァルトが流れる蔵で
醸されたという一杯は、香りよく滑らかな飲み心地。

gsegawa1903.jpg

八寸仕様で登場した旬盆には、三つの器が並べられ
それぞれ、千住葱豆腐と茸の金平、蒸し海老と広島菊菜の
酢橘おひたし、なまこの茶振りと大根&赤かぶなますが
盛り付けられている。茗荷をのせた千住葱豆腐は、口内で
ほろりと崩れる優しい味わい。あわび茸、霜降りひらたけ、
エリンギと三種の茸を用いた金平は、噛みしめると旨みと
風味が溢れて美味。おひたしには、とんぶりも和えてあり
ぷちぷち感が心地いい。ふわっと柚子香る茶振りなまこは
言うまでもなくお酒に合うので、「鯉川」純米吟醸を追加。

gsegawa1904.jpg

個人的に楽しみにしているお椀は、牡蠣しんじょう。
ふわふわのしんじょうには、牡蠣の濃い旨みも詰まってて
穏やかで滋味深い出汁と絶妙なバランスを取っていた。
一緒に入ってた食感軽やかな白きくらげも、いいアクセント。
お椀の後のお刺身は、まぐろ、鯛、帆立。まぐろは、上品な
酸味を感じる赤身に、しっとり甘い炙り、脂がのってとろける
とろの三種盛り。鯛は通常のお刺身と昆布締めがあり、帆立は
すべて昆布締め。これらを泡醤油や黄身辛子、煎り酒、梅わさびなど
好みの味付けでいただきます。特に、昆布締めのねっとりと深い
味わいは燗酒に合いそうだったので「杉勇」特別純米をお燗で
注文。コクがあってまろやかな一杯は、予想通り相性抜群でした。

続いては見た目も華やかなフカヒレと焼き胡麻豆腐、
ワタリガニのあんかけ。ぷるぷるふわふわと、品良く
重層的な美味しさが口の中に広がっていく。そして
焼物が続けて二品。まずは、さわらと原木椎茸。
ふっくらと焼かれたさわらは、ごはんがほしくなる
優しい仕上がり。一方、赤身の色合いが綺麗な
合鴨ロースは、艶やかでジューシーな味わい。思わず
赤ワインがほしくなるけど、既に追加していた
「鯵ヶ澤」山廃純米 無濾過生原酒にも合ってたよ。

最後の締めは、東広島の新米を使った釜炊きごはんと
赤出汁。炊き立てでぴかぴかのごはんは、しっとり上品な
甘さ。これに青ヶ島ひんぎゃの塩を少しかけると、さらに
甘みが増して美味。ごはんのお供には、じゃこや明太子、
漬物も付いてました。あとはデザートにスイートポテトの
大福と、林檎ゼリーのソースがけが出て終了。

落ち着いた雰囲気の中、多彩な料理をゆったりと
堪能できる素敵なお店でした。開店間もないけど
既に料理もサービスも安定してて、さすがだなあと
思ってみたり。また季節が変わる頃、伺いたいです。

■元念 瀬川/広島市中区中町4-23[18:00~23:00]

Comments 0