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じ味 一歩

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先月、基町ショッピングセンターにオープンした
和食店。『華ぶさ』と同じ通りに並んでいますが
他にも中国料理店など数店が連なり、この一画だけ
妙にお店が密集して、賑やかになった印象。

お店はシンプルな外観と同様、内装もシンプルモダンで
お洒落かつ落ち着いた造り。厨房を挟んでカウンターや
テーブル席が並ぶ、どこか隠れ家のような雰囲気に
食事が始まる前からわくわくしてしまう。料理はコースで
お願いしていたので、まずはビール。赤星があったから
普段なら迷うことなく頼むところだけど、生ビールは
初見の「SORACHI1984」。これは当然こっち頼むよね。
なめらかな飲み心地で、落ち着いた苦みが心地よく
最後に穏やかな香りが通り抜けていく一杯。

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料理の一品目は、鱧のフライでスタート。
万願寺唐辛子とともに楊枝で刺してあり、そばには
トマトと梅、自家製味噌で作ったソースが。さっくり
軽やかで、鱧の旨みがしっかり伝わってくる。続くお椀は
焼き茄子と太刀魚。蓋を開けた瞬間、柑橘のような
爽やかな香りがふわっと立ち上り、口をつけた出汁からは
優しい味わいが広がる。これだけで、なんだか幸せな
気持ちになるね。太刀魚もふんわり柔らかく、茄子の他
そうめん瓜やモロヘイヤなど異なる食感の野菜が
絡み合って、美味しくも楽しい一品でした。

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ビールの後は、瀬戸内のソルティ レモンサワー。
青いレモン入りのレモンサワーは、余計な甘さはなく
すっきりクリアな味わい。まだ暑さが残る時期に
ぴったりで、すいすい飲めたよ。続けて、お造りに備え
お酒を常温で半合頼むと、「開春」純米超辛口でした。
そのお造りは、地鯖に花オクラとハスイモを添えて。
軽く炭火で炙った鯖はぴかぴかと美しく、肉厚ながら
口の中でとろけていく。もう一品、このお造りとともに
出されたのが、地穴子の焼き浸し。この穴子が香ばしくて
むちむちで、たまらない美味しさ。たたきオクラとごぼう、
ひじきも添えてあり、オクラのとろとろ感で一体感を、
ごぼうの風味で食後感を高めていた。ここまでくると
やはり燗酒ですね。再びおまかせで一合頼むと
出てきたのは、「玉櫻」注連川の糧 純米酒 近畿33号。
柔らかくてほっこりする、お燗向けのいいお酒。

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この後は箸休め的な、コリンキーとインゲン、アスパラの
白和えを挟んで、コチの揚げ浸し。さっぱりほくほくの
白身に対し、添えられたズッキーニや赤玉ねぎは酸味が
きいてて、いいコントラスト。そして、料理の最後は
豚もも肉の味噌漬け焼き。つるむらさき&じゃがいもに
挟まれた一品は、味噌漬けといっても味噌の風味は控えめで
豚肉の美味しさをシンプルに堪能できる仕上がり。見た目も
白く美しく、ひとたび口に入れれば、しっとり優しく上品で
この日食べた中でも、特に好みだったなあ。ここで燗酒も
なくなり、最後は気になってた、手摘みの山椒ジンソーダを。
山椒の風味がクセになる、爽やかな一杯でした。

締めのごはんは、タコと枝豆の炊き込みごはん。
これに乳酸発酵させたズッキーニと、豆きゅうりの漬物、
おかわかめの味噌汁が付いてきました。炊き込みごはんは
シンプル&素朴な味付けで、何杯でもおかわりして
食べたくなるやつ。具はおかわかめのみの超シンプル
味噌汁も、自家製味噌を使ってて、しみじみ美味しかった。
あとはデザートに、梨のシャーベット(ブルーベリーと
いちじく付)が出て、はぶ草茶でさっぱりと終了。

お店の雰囲気も、料理も、シンプルで、落ち着いてて
店名通り滋味豊かな品々が並ぶ、良いお店でした。
メインである魚や豚肉も、もちろん美味しかったけど
それ以上にさり気ない野菜の組み合わせ方が強く印象に
残った。今後、秋の根菜やきのこ類、春の山菜なんかが
どんな風に料理されるのか、期待したくなります。

■じ味 一歩/広島市中区基町19-2-429[18:00~23:00]

Comments 2

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  • 2019/09/10 (Tue) 19:16
  • REPLY
kuro  

そうなんですねー。
同じ名前の店が別の場所にもありますが、そっちとは無関係…なのかな。
ちょっと調べて伺ってみます!