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kuro score >>> cross core !!!

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今月刊行数は予想以上に多い全10冊。
先月は2冊だけだったのに、極端すぎる…。
ということで、今回は2回に分けてまとめてみた。
まずは、ジャンプコミックス編から。

■吾峠呼世晴『鬼滅の刃』16巻 集英社
序盤は、前巻から続く鬼殺隊士の訓練「柱稽古」の様子が
描かれ、過酷ながらも様々な人間関係が垣間見える
ほっこり日常編…と思ってたら中盤以降、急転直下の
展開を迎える第16巻。その濃密度は過去最高レベル。
柱の中で最も謎が多かった、岩柱・悲鳴嶼行冥。
彼が現・鬼殺隊では最強の剣士であり、さらに苛烈な
過去を背負っていたことが明らかになるにつれ
人間味が溢れ出してくるのが本作らしさ。さらに
初登場時は荒ぶっていた玄弥も年頃の優しい一面を見せ
孤高を保っていた義勇に至っては天然を通り越して
ぽんこつぶりをさらけ出し始める始末(笑)。しかし
そこからシームレスで怒涛の最終決戦に突入する!

今巻の白眉はやはり、その決戦のきっかけとなった
鬼殺隊当主・産屋敷耀哉と、原初の鬼・鬼舞辻無惨の邂逅。
対峙する二人の間で語られる夢、永遠、そして不滅。
風貌だけは双子のように似ていても、その考え、思想、
価値観はまったく正反対であり、何より“覚悟”が違った。
静かに穏やかに笑みを湛えていた耀哉は、最期の最期で
無惨の想像を超えていく―。彼の取った手段は、主人公側、
そして少年誌とは思えないくらい常軌を逸しているんだけど
だからこそ、熱く、哀しく、心が震えた。…と、ここまでで
過去一番くらい盛り上がっているのに、そこからさらに
舞台を一気に転換し、因縁の対決を詰め込んでくるというのが
今巻の異常さ。その一戦目に選ばれたのは、柱の中でも早々に
登場し、その笑顔の向こうに陰を孕んだ蟲柱・胡蝶しのぶ。
恵まれない体躯にコンプレックスを抱えつつも、姉の仇を
討つことだけを考えてきた彼女の必死さと悲壮な“覚悟”が
胸を打つ。本作の性質上、この先、容赦のない展開が続くと
思われるけど、この勢いのまま最後まで駆け抜けてほしい。

■吾峠呼世晴『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』 集英社
そんな鬼滅の公式ファンブックが登場。
これまで本誌で掲載されたカラーイラストをはじめ
主要人物の詳細プロフィールに、膨大な設定&裏話、
さらに本作のプロトタイプとなった『鬼殺の流』のネームと
あらゆる情報を詰め込みまくった一冊になっている。
かなり小さい文字で全面を埋め尽くしているページもあり
高齢読者は某ルーペ必須。そしてその誌面からは、作者の
作品に対する愛情と、読者に対する狂気にも似た(笑)
サービス精神が感じられるのが素晴らしい。間違いなく
ファン必携の一冊。あと、愛らしさと狂気を一枚絵に
落とし込んだ、もぐもぐパニックも必見です。

■遠藤達哉『SPY×FAMILY』1巻 集英社
Web雑誌『少年ジャンプ+』掲載のスパイ家族コメディ。
情報戦を繰り広げる東西隣国を股にかけ活躍する
諜報員“黄昏”。彼の新たな任務は、名門校に潜入し
敵国の政治家に近づくこと。そのために正体を隠し
仮初めの妻子を得ようとしたのだが、孤児院で
引き取った娘は超能力者、偶然知り合った女性は
暗殺者だった―。各自が素性を隠しながらも協力
し合っていくんだけど、そのハードな設定とは裏腹に
みんな微妙にズレてて愛嬌があるもんだから、なんだか
ほのぼのしてしまう本作。特に、人の心が読める娘
アーニャは、能力は凄くてもただのお子様なので
今のところ可愛いこと以外に取り柄がないのが
微笑ましくていい(笑)。叶うなら、ほどよくゆるくて
愛らしい今の流れのまま話が進んでいってほしい。

■芥見下々『呪術廻戦』6巻 集英社
姉妹校交流会の最中、突如乗り込んできた呪霊たち。
その中には、森への恐れから生まれた特級呪霊・花御も
含まれていた。ということで、呪術師同士の戦闘から一転
呪霊との命のやり取りに移行。呪術師4人がかりでも
苦戦を強いられる中、東堂&虎杖コンビが現れた時の
安心感…というか作風が変わった感が半端ない(笑)
勢いとノリだけでやってるように見せかけて、何気に
頭脳派な東堂がもう、いちいちずるい。が、彼に輪をかけて
なんでもありな五条悟が、最後は全部持っていきました。
一人だけこれほど突き抜けた能力だと、今後この人を
取り扱うのが難しくなりそうな気がしたりしなかったり。

■荒木飛呂彦『ジョジョリオン』21巻 集英社
ロカカカの実争奪戦は最終局面へ。
大学病院に残る関係者はあと一人、院長だけ。
彼を追って定助、康穂、豆銑の三人は院内へ突入する
一方、東方家では常敏の息子つるぎを巡ってひと騒動が
起きる。何の関係もないようなこの二つの現場には
なぜか院長の後ろ姿が残っていた―。ここにきてようやく、
本当にようやく核心に迫ってきた感がある本巻。今まで
わかりやすいラスボスが出てきていない分、目的が
ぼんやりしてた印象は否めないけど、ここで一気に
ギアが上がるといいな。問題は、最後に現れた人物。これ、
1巻に出てたあいつでは…。今後どうつながっていくんだろう。












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