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大阪二日目の夜に伺った居酒屋さん。
大阪の日本酒専門店の中でもよく名前を聞くお店で
初日に行った『べにくらげ』ご主人の修業元でも
あるらしく、今回二日続けて両店を訪れてみることに。
お店の中は二つに分かれたカウンター席のみで、
店の奥に進むほど段差で高くなっていく造り。その
中ほどの席に着き、最初の一杯は赤星から。料理は
おまかせコースなので、全員揃うまでしばし待ちスタート。

一品目はカニ汁。とろみのあるあったかい汁物は
肌寒くなってきた時期にありがたい。一緒に入った
もちもちの銀杏もいいアクセント。続いて定番という塩豆。
色とりどり十種ほど揃ったお豆さんはそれぞれ微妙に
味が異なり、一粒一粒選びながら食べるのが楽しい。
ここで最初の日本酒。30種近く並ぶメニューからまずは
「遊穂のあか」生もと純米吟醸生。酸のきいた軽やかな味わい。

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二品目のお造りは、ひらめ、鰹、秋刀魚。
昆布締めしたひらめは上品な甘さが増し、肉厚な鰹も
食べ応えあり。そして酢締めした後、おからをまぶした
秋刀魚は、旨み、酸味、甘みなどいろんな味わいが絡んで
重層的な美味しさ。これは燗酒だよねーと選んだのが
「風の森」純米 露葉風 80%精米。奈良の酒米を醸した
一杯は味のバランスが良く、この秋刀魚とも相性ぴったり。
さらに玄米を使った一口いくら丼の後で、秋刀魚の身と肝を
ペーストにし、きゅうりにのせた一品が出てきたんだけど
こんなのお酒に合わないわけがないので、続けざまに
「秋鹿」山廃純米生 雄町もお燗してもらった。

続く焼物は、鰆、マコモダケ、さんが焼き。
鳥羽で獲れたという鰆はふっくら柔らかく、優しい
美味しさ。その鰆も用いたさんが焼きは、大葉の風味も
爽やかで、お酒の進む一品。これをちびちびつまみつつ
芳醇な「不老泉」山廃純米原酒参年熟成のお燗をいただく
幸せといったらない。このお酒は、この後出てきた
あけびの肉味噌焼きの麹感にもばっちりハマってた。

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お料理ひとまずの締めは、赤万願寺唐辛子のすり流し。
鮮やかな朱色のお椀は品のある甘さが広がり、その中から
仙鳳趾産の大きな牡蠣がころんと現れるのは嬉しい驚き。
さらに温泉卵も入ってて、まったりした旨さもプラス。

椀物の後は、十数種類並ぶ本日の酒肴から好きなものを
三品選ぶ趣向。追加料金を払えば、三品以上も可能です。
ということで、悩みに悩んで選んだのが、柳川ヒシの実
塩ゆで、ヒイカと源平芋の炊いたん、村さんのスズキかま
木の芽バター焼き。ヒシの実は、栗のようなほっくり
素朴な味。小ぶりのヒイカは、卵も旨みもたっぷり
詰まってるし、何より煮物の穏やかな出汁が美味しかった。
村さんが誰なのかは最後まで謎でしたが、スズキかまは
表面香ばしく、木の芽の風味も軽やかで旨い。この酒肴に合わせ
本日最後のお酒となったのは、「会津娘」花佐久良 1988。
香り芳しく、味濃厚な、心身に沁みる一杯。

そして最後の締めは、稲庭うどん。器の中で美しく
揃えられたうどんには、焼き茄子となめこものり
するするさっぱりといただけた。本当は、最後に酒肴の
中から鮒ずしも追加する気でしたが、このうどんで
満足しちゃったので、ハモのあら汁だけ追加し終了。
最後はレモンのようかんとお茶も出してもらいました。

全体を通して、季節の素材をシンプルに生かしながら
お酒にも合う料理をちょこちょこいただける理想的な
お店でした。前半は品がよくきっちりした品々が続き、
後半は自分好みであれこれ選べるというスタイルも
良かった。こんなお店、広島にもできないかなあ。

■味酒 かむなび/大阪市中央区内久宝寺町2-7-12[18:00~23:00]












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