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kuro score >>> cross core !!!

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今月は、濃いめの4冊。
いろんな謎が解き明かされ、急転直下で盛り上がる
作品あり、読後ちょっと喪失感を覚える完結作あり。
読み終わるのが惜しくなるものが多かった。

■九井諒子『ダンジョン飯』6巻 エンターブレイン
かつての仲間である侍・シュローと久々の再会を果たすが
それがきっかけで、いざこざが起きてしまう今巻。ライオス、
シュロー、そしてライオスに対して腹に一物あるカブルー
率いる3グループそれぞれの思惑が交差する中、再び
ファリンが姿を現す。キメラ型の魔物として敵対する形で―。
ということで、ファリンの一時的救出以降ちょこちょこ
シリアスな雰囲気になりがちですが、そのたびに
良くも悪くもそんな空気をぶちこわしてしまうのが主人公
ライオス。今回もファリンの襲撃後、なぜかシュローと
取っ組み合いの大喧嘩になるけど、元を正せば彼の大雑把で
鈍感で間が悪い性格が原因だったという(笑)。でも逆に言えば
裏表がないため後腐れはなく、なんだかんだで仲直りした後
狂乱の魔術師を倒すという新たな目標を定めて下層へ踏み出すことに。
後半はシュロー一行から足抜けした獣人イヅツミも仲間(?)に
加えて通常進行。シェイプシフターやら、ナイトメアやら
面倒くさい魔物を相手にしつつ、飯も食って前に進むのみ。
初期のファリン救出より目指すものは大きくなってしまったけど
マイペース揃いの仲間がいればなんとかなる…かも。

■諫山創『進撃の巨人』25巻 講談社
エルディア人たちが暮らすレベリオ収容区。
ここで開かれた祭事において、マーレを影で操ってきた
タイバー家当主ヴィリー・タイバーの口から歴史の真実が
語られる。巨人の力で世界を支配したエルディア人の
同族争いを終わらせたのは、マーレの英雄ヘーロスでなはく
エルディアの王・フリッツその人であったこと。彼の願いは
マーレの解放と平和であり、島に閉じこもったのは争いのない
束の間の楽園を享受したかったから―。決して世界への報復などは
望んでいなかった訳だが、それを恐れたマーレの人々により
壁は壊され、結果としてエレンの母親は彼の目の前で巨人に
食われてしまった。これは、その悲劇から始まった物語。
王の力を奪ったエレンを世界の脅威とみなし、彼と島の住民に
あらためて宣戦布告するヴィリーを、密かに潜入していた
エレンが巨人化し叩き潰すことで、新たな悲劇が幕を開く。
一般人に、そして何よりマーレの幹部候補生に犠牲者が出たことで
エレンの手からも正義は零れ落ちた。もはや安穏なハッピーエンドは
望むべくもない。全戦力の正面衝突で残るのは、地獄か滅亡か。

■藤田和日郎『双亡亭壊すべし』8巻 小学館
帝国陸軍の生き残り、黄ノ下残花から語られたのは
双亡亭を生み出した画家・坂巻泥努との因縁だった。
今巻では、黄ノ下から坂巻という人物の人となり、
そして坂巻本人から双亡亭の成り立ちを明かされることで
謎の根幹が見えてくる。異星からやってきた“海”のような
生命体。彼らの棲み処、彼らの弱点、彼らの移住方法、
それらを偶然つないだ坂巻泥努という人物。そんなたった
一人の人間が持つ、深く、昏い深淵。惑星間を超える生命体が
ただ「誰も見たことがない絵を描きたい」という想いを
狂おしいほど煮詰めた一人の人間にひれ伏す展開がひたすら
熱く、痺れた。あと、紅、緑朗、青一、黄ノ下、帰黒といった
主要人物の名前に色が付いている理由も、それとなく判明。
ここに来てさらに面白くなってきたので、次巻も超期待。

■渡辺保裕『球場三食』4巻 講談社
全国の野球場を渡り歩く球場飯漫画が、4巻にして完結。
主要スタジアムはすべて回ったし、このあたりがちょうどいい
引き際なのかなと思いつつ、ちょっとさみしくもあったり。
そんな最終巻では、夏の高校野球と阪神巨人戦で二度
甲子園球場が取り上げられる他、読売ジャイアンツ球場を
中心にした川崎市の球場めぐり、第1話以来の明治神宮野球場、
そして横浜スタジアムで最後を締めくくる。高校野球は昔
一回だけ見に行ったことあるけど、独特の雰囲気あるし
見晴らしいいし、何よりいろいろ“熱い”思い出が。
かちわり氷は、一回くらい現地で飲んでみたいなー。
川崎市めぐりでは主人公が近鉄ファンだけあって、やはり
川崎球場がメイン。小・中の頃、自分も近鉄贔屓だったので
当時の熱気が描かれた「10.19」のシーンはちょっとぐっときた。
そして最後の舞台に選ばれたハマスタは、昨年の日本シリーズ
回顧。これまでのエピソードで登場してきたキャラクターが
ちょこちょこ出てくる最終回らしい展開に対し、ハマスタ飯も
ベイメンチ、ベイカラ、シウマイカレーに球団オリジナルビールと
万全のラインナップで迎え撃つ。最後の最後まで美味しそうだし
野球にあまり詳しくなくても球場に足を運びたくなる、野球愛に
溢れた作品でした。またどこかでひょっこり復活するといいな。












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