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kuro score >>> cross core !!!

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長編映画第1弾として『コララインとボタンの魔女』を
公開したアニメーション制作会社による、最新の3D
ストップモーション・アニメ作品。今回は江戸時代の日本を
モチーフにした世界を舞台に描かれる、和風剣戟奇譚。
心を病んでしまった母と、独眼の息子・クボ。
ふたりは村外れの海岸近くにある岩場で隠れるように
暮らしていた。母親から、片目を奪ったのは実の祖父であり
もう一つの目も狙っている彼に見つからないために
夜に出歩いてはいけないと言い聞かされていたが、ある
祭りの日、ついその約束を破ってしまうのだった―。

冒頭から、着物、三味線、折り紙などなど、日本の要素が
ふんだんに盛り込まれた和風ファンタジーな世界観が
繰り広げられる。敵対する祖父=“月の帝”に対抗するため
三つの武具を探す旅に出るというベタな展開になり、旅のお供
として最初にサルが現れたので、次はキジか犬かと思ってたら
人型クワガタが出てくるズレっぷりは嫌いじゃない(笑)
その後のストーリー展開は捻くれることなく、祖父との
対決まで一直線に進んでいくので大きな驚きはないが
本作の肝はやはり、美しく、精緻で、躍動感のある
ストップモーション・アニメの表現そのものだろう。
ちょっとした表情の動きから、激しい剣闘シーンまで
丁寧に丹念に積み上げたと思われる映像は、何も考えず
ただ眺めているだけでも十分楽しめる出来映え。雪山や
森の中、海中と、次々変わっていく背景も色鮮やかで
引き込まれた。個人的には、能面をかぶった闇の姉妹の
造型が、昔のNHKの人形劇を思わせる薄暗さで好み。
あと、見に行った時は吹替版しか上映してなかったんだけど
エンドロールにピエール瀧が流れてきて普通にびっくりした。
あんな重要人物に起用されてるとは…さすがオラフ。無駄に芸達者。












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