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東広島市・西条の街中にある日本料理屋さん。
某タウン誌に載ってて気になったので、先週の
酒まつりから引き続き、二週続けて西条へ向かった。
酒まつり以外の日に西条に来るのは十数年ぶり。
3年ほどこの街に住んでたんだけど、あらためてちゃんと
見て回ったら、もう見知らぬ街かと思うほど変わってた。
そんな西条の駅前から歩いて10分もかからないくらいの場所、
かつての西条プラザ(今はハローズになってた)近くの
ビル3階に、そのお店はありました。ビルの素っ気ない
外観とは対照的に、店内は落ち着いた和モダンの設え。
広々としたカウンター7席の他、奥にも席はあるみたい。

料理はコースのみなので、まずはお酒から。
瓶ビールはスーパードライ、生はハートランドだったから
生を注文。ちなみに日本酒は賀茂泉、亀齢、賀茂金秀、
西条鶴、宝剣など、地酒中心の品揃えでした。そして
最初に供された先付けは、生湯葉にバフンウニとキャビアを
のせ、日本酒で煮込んだすっぽんあんを纏わせた一品。
生湯葉が思った以上にクリーミーで、甘くとけるウニや
穏やかなすっぽんあんと絶妙に混ざり合って優しく美味しい。
続く煮物椀は、松葉カニと焼き帆立のしんじょう、松茸、
秋茄子が入った晩秋を感じさせる構成。カニと帆立の食感が
交互に現れるほこほこしんじょうに、さっくりした松茸、
瑞々しい秋茄子のバランスがいいし、何より透き通って
シンプルな味わいの出汁が穏やかに沁み渡る。ようやく
寒くなってきた時期には心底嬉しいお料理です。

お造りは、長崎のブトイカ、山口の真鯛とあわび、沖縄の
クロマグロ。初めて耳にしたブトイカは細切りではなく
板状にさばかれており、白く美しいその身を頬張ると
しっかりした歯応えの中にねっとりとした旨さが広がる。
真鯛はすっきり上品な甘さで抜群だし、酒蒸しにされた
あわびは心地いい柔らかさで口が幸せになる。あわびは
肝もついてたので、これはもうお酒ですね。「賀茂金秀」
特別純米 秋の便りを冷酒で、あとは「賀茂泉」や「亀齢」を
次々お燗にしてもらいました。最初の3品とは別皿で出された
クロマグロも落ち着いた甘みが漂っており、上に添えられた
昆布と一緒にいただくと、ほのかな塩が利いてなお旨い。

焼物は、アカムツ(ノドグロ)の塩焼き。
香ばしい皮に包まれたその身は、ふんわり柔らかく
上品な脂がのっててジューシー。同じお皿の上には
さつまいもの蜜煮と鯛の塩辛も盛り付けてあり
塩焼きと塩辛のお酒泥棒っぷりが半端なかった(笑)。
この後は島根産マスカットの白和えと、松茸のフライ、
からすみ素麺と続く。塩でいただく松茸フライはこれまた
衣さくさく、中ジューシーで、衣に閉じ込められていた香りが
ふわっと立ち上る贅沢な一品。お椀のものよりこちらの方が
香りが強く感じるほどでした。黄金色のからすみがたっぷり
かかった素麺は、からすみの塩気がきりっと利いてて
シンプルに旨い。これは山盛りで食べたくなるなあ。

そしてそろそろ締めかと思ったところで、広島牛の炙り
登場。蓋を開けると、煙とともに燻製香が広がる一品は
低温調理が施された上、軽くスモークしてあり、穏やかな
脂がとろけてゆく。これはワインがほしくなるけど
結構飲みすぎてたので我慢し、最後は秋刀魚ごはんと味噌汁。
秋刀魚の身が詰まったごはんは秋らしく、白味噌ベースの
味噌汁は優しく美味しかった。さらにデザートは、抹茶の
パンナコッタ。ひんやりした甘さが締めにちょうどよく
抹茶パウダーに覆われた見た目は鮮やかで、香り良し。

西条という立地ですが思った以上に本格かつ、素材の
レベルも高い、良いお店だった。大将は調理中ほとんど
表に出て来られないので、お話は聞けませんでしたが
料理そのものから、いろいろこだわりが感じられて
良かったです。機会を作って、いつかまた再訪しよう。

■料理屋 そうびき
/広島県東広島市西条岡町10-24-3F[12:00~14:30、18:00~22:00]












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