c r o s s + c o r e

kuro score >>> cross core !!!

osamuss1601.jpg

福岡最終日の夜に伺ったお鮨屋さん。
中心街からは遠く離れた南区の住宅街という立地で
なかなか簡単には行けないけど、今回は少し時間に
余裕があったので、バスに乗ってゆったり向かってみた。
バス通り沿いに面したお店の中は、10席ほどのL字
カウンターが延び、広々とした空間。ほぼ真ん中の席に
案内され、瓶ビール(ヱビス)を頼んだ後は料理から開始。
まずは、クサフグの身とトラフグの皮、ひらめの胃袋を
ひらめの肝ポン酢で和えた一品。ほのかな酸味とまったりした
旨みが混ざり合って、どう考えてもお酒が進む味わい。
クサフグって取り扱い難しそうだから初めて食べたけど
しっかりした歯応えがあって旨いね。続いて、しっとり
柔らかなあん肝が出されたので、もう観念して日本酒へ。
十種近く揃うラインナップから、最初は「鍋島」を選択。

ミンククジラの畝須は、事前にブロックの状態で
見せてもらい、目の前でカットして提供。生姜醤油で
いただくと、もちもちした中に上品な甘みが広がって
しみじみ旨い。福岡って、なんでこんなにレベル高いクジラが
食べられるんだろうな。北海道は昆布森産というウニも
旨み濃厚で、わさびと塩をちょこっと付ければ後は
何もいらない。お酒もあっさり空いてしまい、店名を冠した
「おさむ酒」を追加。これは、「庭のうぐいす」で造って
もらっているそうです。独特の甘みが立ち上ってくる一杯。

この後は、しめ鯖、あわび、白子焼き、松茸土瓶蒸しと続く。
肝ソースがかかったあわびは、下にシャリが敷かれており
旨みと微かな苦みが柔らかいあわびに絡んで複雑な美味しさ。
とろりクリーミーな白子も、香りよい土瓶蒸しも旨かったー。
そして、「田中六五」を燗にしてもらった後、いよいよ握りへ。

一貫目は意外にもフグから。料理で出されたものよりも
こりこりした食感が抑えめで、握りに合う仕様。シャリは
小ぶりで、ややもっちり柔らかい仕上がり。これは何貫でも
食べられそうなタイプだね。続いて、さより、こはだ、漬け、
中とろ、鯖、ウニ。さよりは昆布締めで、旨みが増している。
和辛子でいただく漬けに、脂が繊細な中とろを、さっぱり
爽やかなこはだ&鯖で挟むことで、メリハリがつき、心地いい
リズムが生まれる。とどめのウニで、いったん小休止。

後半は、きす、かわはぎ、海老、赤貝、ヤリイカ、
ねぎとろ巻き。きすも昆布締めで、その穏やかな味わいが
食欲に再び火をつけてくれる。かわはぎは当然のように
肝がのっており、酒飲みにはたまらない旨さ。ここで
残っていたお酒を飲み干したけど、もはや悔いなし。
後はあったかいお茶に替えてもらい、じっくり味わうモードに。
変わった切り方をした唐子づけの海老は、優しい甘さ漂う。
赤貝とヤリイカはシンプルながら素材の良さが生きており
ねぎとろ巻きはパリッとした海苔までばっちり美味しかった。

握りの最後は、いなりと貝割れという珍しい組み合わせ。
こちらの名物でもあるといういなりは、正方形の
南関あげでくるんとロールした見た目も可愛らしい品。
お揚げの甘みにわさびがアクセントとなって、締めにも
関わらずお代わりしたくなる。昆布締めすることで
浅漬けのようになった貝割れもクセになる味だった。

最後の最後は、甘夏ゼリー、ラ・フランス、トマトの
みりん炊きの水菓子三点盛りで終了。予想以上に
ボリューム満点のコースでした。小ぶりで優しく
何貫でも食べられそうなお鮨もさることながら
お酒に合う料理の数々も強く印象に残った。さらに
大将もサービス満点で、時々冗談も挟みつつ、いかに
お客さんを楽しませるか考えておられて、とても
居心地よかった。気軽に立ち寄れる立地ではないけど
無理矢理機会を作ってでも訪れたいお店です。

■鮨おさむ/福岡市南区長住5-16-10[18:00~23:00]












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://crosscore.blog68.fc2.com/tb.php/1616-b2d540c1