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kuro score >>> cross core !!!

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今回、ライブに備えて福岡に前乗りしたけど、前回
訪問時の2年前と比べて、福岡市内のホテルが全然
空いてなかったので、初日は小倉に泊まることに。そこで
前から気になっていた小倉駅前のお鮨屋さんに行ってきた。
駅前の大通りに面したお店の前には、広々とした
駐車スペースが。実はこちら、お酒を置いていない
お店なので、駅前だけど車で訪れる人も多いそう。
そして、今まで気になってたのに訪問を後回しにしてた
個人的な理由が、これ。お鮨屋さんでお酒飲みすぎるのは
無粋だと思いつつも、まったく飲めないのは辛いなあと。
でも小倉に来る機会もそんなにないし、思いきって初訪問。

表の広々とした空間に反し、店内はカウンター5席のみの
こぢんまりとした密やかな雰囲気。この距離の近さは
なんだか親近感と特別感を覚えてしまう。席に着き
まず出されたのは、ガリの代わりとなる瑞々しいきゅうり。
そしてお茶も出してもらうと、早速握りからスタート。
一貫目は大間の大とろ。上品な脂がのっており、口に入れると
さらっととけてゆく。そしてネタ以上に印象に残ったのが
ふわり軽やかなシャリ。粘りや固さ、味を感じる前に
ぱあっとほどけて消えてゆくんだけど、決して存在感が
ない訳じゃなく、むしろもう一度味わいたくなるような
余韻を残す。もうこの一貫で、間違いのない店だと確信。

この後、前半は赤イカ、車海老、しめ鯖、ホタテ、
かわはぎ、太刀魚、漬けと続く。飾り切りされた赤イカは
かぼすと塩で味付け。イカと塩、柑橘の組み合わせは
定番ながら抜群。車海老は半茹で状態で、生の甘さを
残しつつ旨みも詰まった贅沢仕上げ。軽く炙ったしめ鯖は
ミョウガと羅臼昆布をのせて重層的な味わいに、ひんやり
冷たく甘いホタテは煮ツメでアクセント。肝を和えた上で
軍艦にしたかわはぎのまったりとした旨さは言うまでもなく。
これはこの日唯一、お酒がないのを恨みました(笑)。
梅肉をのせた太刀魚は炙ることで、白くしっとりした身になり
見た目も味も色気を増す。漬けは赤身じゃなくて中とろなのかな。
表面が脂でコーティングしたかのように鈍く光り、濃厚な旨さ。

握りの途中、お吸物と赤出しどちらがいいか聞かれたけど
両方でもいいと言われたので、悩むことなく両方お願いする。
白身のお吸物も、じゅんさいの赤出しも、シンプルで美味しかった。
そして炙った海老の頭をいただいた後、いよいよ後半へ。
内容は、きす、アジ、真鯛、さざえ、ウニ、穴子、ねぎとろ巻き。
まず、きすは酢締めした上で柚子胡椒を添えて。穏やかな
締め具合で、終盤へ向けて食欲を加速させてくれる。アジは
粉状にした醤油と生姜がのった珍しい見た目で、アジの
爽やかな旨さと醤油フレーバーが口内に後々まで心地いい
輪郭を残し続ける。一夜干し&二度炙ったという真鯛は
肉厚の身に複雑な旨みがぎゅっと詰まってて、噛み締めるたびに
美味しい。そしてオクラがのり、かぼすで味付けたさざえ、
さらりクリーミーなウニ軍艦、ふっくら柔らかい穴子と
最後まで隙なく旨かった。一番最後のねぎとろ巻きでは
あらためて、こちらのシャリの素晴らしさを思い知ったり。

握りの後は玉子焼きと、締めの水菓子(メロン)で終了。
評判通り、とてもレベルの高いお鮨屋さんでした。
お鮨とかお刺身って多少のお酒があってこそ、相乗効果で
美味しさも増してたくさん食べられると思っていたので
お酒なしで何貫も飽きずに食べられるか少し不安だったけど
こちらのお鮨はネタの構成、工夫、シャリの軽やかさ、
そして何より両者のバランスの良さで、お酒がなくとも
最後の最後まで美味しく楽しくいただけた。お店の雰囲気も良く
大将も優しく対応してくれる、真の名店。なかなか小倉まで
来る機会はないけど、なんとか予定作って再訪したいなあ。

■御寿司処 天寿し
/福岡県北九州市小倉北区京町3-11-9[12:00~15:30、17:30~21:00]

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ここの「漬け」には感動しました。
裏メニューなのかも知れないですが、常連さんが海葡萄の巻き物を追加で食べてました。

2016.11.17 19:51 URL | わぴこ #- [ 編集 ]

ちょっと他にはないタイプの漬けでしたね。美味しかったー。
海ぶどうって珍しいですけど、意外と巻き物に合いそう。気になる…。

2016.11.17 22:48 URL | kuro #RS4k0RpE [ 編集 ]












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