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ゴジラシリーズの最終作とされた『FINAL WARS』から
約12年。エヴァの庵野秀明総監督と樋口真嗣監督の
手によって、現代に再びゴジラが大復活。
東京湾内羽田沖。
波間に漂う一艇のボートが発見される。無人の船内に
残されていたのは、一冊の詩集と折鶴、そして謎のメモ。
直後、湾内およびアクアトンネルでは異変が生じていた―。

ゴジラ映画と言いつつ、冒頭から始まるのは官邸を
舞台にした超圧縮会話劇。総理大臣を筆頭に、官房長官、
防衛大臣、首相補佐官、官房副長官といった面々が
突然現れた巨大不明生物への対策を侃侃諤諤語り合う。
画面いっぱいに顔が映りこんだ暑苦しい政治家たちが
超早口で持論をまくし立てるという、普通に考えたら
げんなりする絵面なのに、テンポの良さと、立て続けに
インサートされるテロップの小気味よさのおかげで
妙に引き込まれる面白さが醸成。みんな大真面目に
語ってるけど、大真面目だからこそ、ふとした瞬間に
ちょっと笑ってしまうようなユーモアが生じるのがいい。

そんな人間パートに対し、ゴジラの出現は生々しい恐怖を
煽る。初代ゴジラが先の大戦や水爆を象徴していたように
今回のゴジラは明らかに津波や原発事故といった3.11以降を
体現。ただ、今回は第四形態まで変化するんだけど、最初に
全身を見せる第二形態がキモかわいい系でちょっと和んだ。
比率で言うと、「キモい8:かわいい2」くらいですが。

やがて、国を滅ぼしかねない災厄だと認識した政府は
首都防衛のため、自衛隊を向かわせる。ここからが監督の
本領発揮。実際にゴジラが現れたら自衛隊はどう行動するか
ということを徹底的にシミュレーションした上で映像化。
そのため、異様なリアリティが立ち上ってくることに。
なにより、監督が本当に好きなものを全部ぶち込んで
作りたいように作っているのが伝わってきて、なんだかもう
清々しかった。終盤に到っては、圧倒的な猛威を振るう
ゴジラに対して、人もビルも電車も使っての総力戦。
実在の高層ビルどころか、まだ現実には存在してない
超高層ビルを盛大に破壊するわ、「無人在来線爆弾!」と
叫んで爆弾積んだ電車突っ込ませるわ、歴代のゴジラ映画の
劇伴をここぞとばかりに流しまくるわと、やりたい放題。
なんか、古き良きオタクが作った真っ当な怪獣映画という
印象を受けた。細かい見どころは山ほどあるけど
まずは頭からっぽにして見に行くのがいいと思う。












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