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kuro score >>> cross core !!!

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土橋電停から歩いて約1分、『寅卯』のすぐ近くに
今月オープンしたばかりのお店。店主はこれまで
田心』で働いておられたそうです。
お店の中は、厨房前に6席ほどのカウンターとテーブル席で
構成。料理は今のところ、コース一種類のみだったので
まずはビール注文。生がヱビス、瓶が一番搾りと赤星という
個人的に好みのラインナップから赤星を選択。この一杯で
一息ついた頃合に先付けとして、そうめん南瓜のめかぶ和え
登場。緑と黄色が混ざり合った和え物の上には、さらに
鮮やかな緑が際立つたたきオクラや真っ赤なプチトマト、
白いミョウガの花が彩りを添える。しゃきしゃきした歯応えと
爽やかな風味が、暑い時期にぴったり。続いて、鱧と小たまねぎの
炊き合わせ。あたたかい出汁に、目の前で骨切りしたばかりの鱧、
身が詰まって甘みのある小たまねぎ、刻んだミョウガが合わさり
抜群の旨さ。さっぱりした鱧と、味わい豊かな出汁のバランスが
ちょうどよかった。炊き合わせというか椀物だね、もはや。

お刺身は、アコウ。もちもちした身に上品な甘さが
広がって美味。横に盛られたベビーリーフも、さくさく
心地いい。これにはもちろん日本酒。神雷、誠鏡、竹鶴、
亀齢などの地酒をはじめ、喜久酔や東洋美人、山陰東郷など
こだわった銘柄が揃う中から、まずは「東洋美人」ippo
山田錦。クリアで落ち着いた華やかさを感じる一杯。
アコウの後に出されたのは、たこの旨煮。旨煮といっても
見た目は刺身と変わらない色合いで、柑橘で香りづけされた
身を口に運ぶと、シンプルに、柔らかく、旨い。いい肴。

お酒は「東洋美人」に続き、「誠鏡」純米辛口 番外品を
冷酒でいただいた後、いい感じに体温も落ち着いてきたので
「玉川」特別純米酒 五百万石をお燗にしてもらう。
夏に空調が効いた室内で飲む燗酒は最高だなあ(笑)。
この後の料理は、すずきの炭焼き、夏野菜の南蛮漬けと続く。
炭焼きは、焼き枝豆やホワイトコーン、さつまいもの甘煮、
芋の茎のきんぴらなど野菜も盛りだくさんで嬉しい。メインの
すずきは、皮がぱりっと香ばしく、身はふっくらしてて
どう考えてもごはんに合いそうでしたが、ここは一旦我慢。
ししとうやズッキーニ、茄子、パプリカ、黄色いプチトマトが
ごろごろ入った南蛮漬けは、穏やかな酸味がここにきて
食欲を増進させる。ということで、最後の締めとして
運ばれてきたのは、鮎の土鍋ごはん。ごはんの上には
焼いた鮎が丸々一匹鎮座しており、店主が骨を抜き
身をほぐしてごはんに混ぜ合わせてくれた後、提供。
鮎の皮の香ばしさ、身の旨さ、肝のほろ苦さを、やや
かために炊き上がったごはんががっちり受け止めて
箸が止まらない美味しさ。思わず三杯おかわり。一緒に
味噌汁も出してもらった上、最後の最後は、きな粉が
かかった甘さ控えめの白味噌プリンでコースは終了。

開店間もないのに既に安定感のある、いいお店でした。
料理の内容もそうなんだけど、お店に流れる空気感や
店主の対応なども含め、なんだかバランスがいい、という
印象。近くに住んでたら、きっと通いたくなります。

■野趣 拓/広島市中区堺町2-1-11[18:00~23:00]












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