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kuro score >>> cross core !!!

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先月に続き、今月購入の新刊も二冊のみ。
なんか物足りないなあと思う一方、これ以上
増えすぎても大変だと思ったり思わなかったり。

■堀尾省太『ゴールデンゴールド』1巻 講談社
8巻で完結した『刻刻』の堀尾省太最新作。
舞台は、瀬戸内海に浮かぶ架空の島「寧島」。
ということで、尾道や福山駅前の風景が詳細に描かれ、
さらに広島ローカルネタもちょこちょこカットイン。
「TSS味なプレゼント」のCMを1ページ以上使って描き込んだ
漫画は日本初かも(笑)。あと福山にアニメイトがあるのも
知らんかった。調べてみたら、堀尾先生は広島出身らしい。
肝心のストーリーは、主人公の女子中学生・早坂琉花が
島の海岸で「あるモノ」を拾うところから動き出す。
福の神伝説が伝わる寧島に所縁のあるものだろうと
軽い気持ちで持ち帰ったのだが、それはとんでもない
代物だった…。正直、中盤くらいまではファンタジーなのか
ギャグなのか判別つかないくらいゆるい展開が続くんだけど
後半からじわじわと真綿で首を絞めるような民話系ホラーへ
変貌していく。そもそも、巻頭に収録されたアバンタイトルが
思い切り不穏な内容なので、バッドエンド待ったなしという。
1巻ではまだのんきな世界が、これからどれだけ凄惨な
状況へ向かうのか、どきどきしながら待ち続けたい。

■芦奈野ひとし『コトノバドライブ』3巻 講談社
少し不思議な連作短編集第3巻。
今回は夏の海から始まったと思いきや、ムクドリのような
「最前線」とともに秋が来て、あっという間に冬に突入。
そのまま半分くらいは冬の話で、最後にちょこっと春でした。
そして今巻は、これまで以上に余計なものはそぎ落とし
最小限の登場人物だけで淡々と、静かに、ほの明るく進行。
話を追うだけなら、ほんの数分で一冊読み終わってしまうけど
この空気感、リズムを身体に取り込みつつ読んでいると
なんだか贅沢な時間を過ごしている感覚に。よく晴れた
休日の朝、コーヒー片手に読みたくなる一冊です。












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