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kuro score >>> cross core !!!

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1823年、アメリカ西部・ミズーリ川沿い。
毛皮を求めるハンター集団と、彼らをガイドする罠猟師
グラス、そしてその息子ホークは、先住民の暮らす地域に
乗り込んでいた。だが、川岸で毛皮を剥いでいる最中
突然、先住民アリカラ族の一団に襲われ戦闘状態に陥る。
本来彼らのものである毛皮を取り戻すため、そして
娘を攫っていった白人を見つけ出すための急襲であった―。
実話をもとにした作品で、ストーリーはいたって
シンプル。先住民から逃げる途中で主人公は熊に襲われ
瀕死の怪我を負う。足手まといになってしまうので
息子を含む3名だけ残って彼の臨終をきちんと看取るよう
ハンターの隊長は指示するが、なかなか死なないから
トドメを刺そうとした男が、それを制しようとした息子を
思わず返り討ちに。その一部始終を見ていたグラスは
執念を帯びて立ち上がり、復讐のため彼を追う。

乱暴にまとめてしまえば、体中ぼろぼろの男が大自然の中
先住民に追われつつも復讐相手を追いかける逃走&追走劇。
ただひたすら走って転んで、大河に流され、吹雪に襲われ、
崖から落ちていくという2時間半。でも、眼前に迫ってくる
圧倒的な映像&自然美のおかげで、ぐっとのめり込めた。
まずは、初っ端の熊との格闘。熊の息遣いや臭いだけでなく
人体がばりばりと破壊される感覚まで生々しくて、しばらく
山に入りたくなくなること請け合い。さらに、バイソンの肝を
生で食べたり、寒さをしのぐため馬の腹をさばいて潜り込んだりと
血と臓物溢れる場面満載。でも、そこまで血生臭さを感じないのは
画面に射し込む光の具合が絶妙だからなのかも。そして何より
雄大なる空と川、雪を冠した山々の美しさたるや、陶然とする眩さ。
雪景色好きとしては、何時間でも見続けていられる絶景だった。

もちろんそれだけでなく、先住民であった主人公の妻の
回想や、追われている途中で助けてくれたアリカラ族とは
別部族の男との交流などが物語に苦く切ない味わいを与え
重厚感漂う作品に仕上がっていた。見終えた後はどっと
疲れるけど、大きなスクリーンで見る価値ある一本。












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