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マッドマックス 怒りのデス・ロード

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『マッドマックス』シリーズ第4作。
舞台は核戦争後の近未来。石油と水は枯渇し、一面
荒野と化した世界で一人、旅を続けるマックス。その途中
ウォー・ボーイズと呼ばれる武装集団に襲われ、連れて
行かれたのは、イモータン・ジョーが支配する岩の砦だった。

かつて『北斗の拳』に多大な影響を与えたというイメージと
とことんイカレてるという前情報だけで見に行ったら
本当に初っ端からテンション高すぎて、そのまま
エンディングまで雪崩れ込む爆走巨編だった。見てる間
改造車!タンク!トレーラー!爆走!爆発!山海塾!と
単語しか出てこなくなるくらい、心は持ってかれて
頭は回らなくなる(笑)。言いたいことはいろいろ
あるけれど、大量のスピーカーと太鼓衆を搭載した
巨大ワゴンの前面にぶら下がって、火炎放射機付ギターを
弾きまくってた人はなんなの。無駄にカッコよすぎんだろ。
あの人だけ、ずっと見てたかったわ。

で、ストーリーをざっくりまとめると、砂だらけの荒野を
爆走&爆破しながら逃げて、また帰ってくるだけという。
でも、見終えた後で残ったのは、バカバカしさや単純な
爽快感ではなくて、胸の奥が熱く、そして切なくなるような
感情だった。一見、ふざけた世界観だけど、実はそこで
生きる連中全員大真面目でどこか悲壮感があり、みな
自分の使命を背負って、自分の人生を全うしようとしている。
中でも、イモータン・ジョーに囚われていた5人の妻たちを
解放しようとしたフュリオサ大隊長の覚悟、そして
イモータン・ジョーを崇拝していたウォー・ボーイズの
一員ながら、主人公たちと過ごすうちに一人の人間としての
尊厳を取り戻していったニュークスの変貌が印象的。この
二人に挟まれ、主人公なのにやや影が薄かったマックスも
最後の最後で、男らしい美学を見せてくれて、ぐっときた。
いろんな意味で、今、劇場で見るべき一本。

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