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kuro score >>> cross core !!!

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小町の一角、『SCENA』の二軒隣くらいにいつの間にか
できてた日本料理屋さん。某タウン誌に載ってたので
辿り着けたけど、知らないと普通に通り過ぎそうなほど
ひっそりとした風情で佇んでいます。
表のひっそり感に対し、お店の中は空間に余裕があり
あたたかい照明も相俟って、ゆったり落ち着ける雰囲気。
8席ほどのカウンターも、広々とした中に格調高さが
漂ってて特別感がある。こういう造りって、広島では
なかなか珍しいかも。料理はコースのみなので
まずはビール。ここはやはり瓶ビールで始めたい
ところですが、瓶はスーパードライ、生は
マスターズドリームだったから、迷わず生ビール。

先付は、焼き胡麻豆腐。
その上には雲丹と、とうもろこしのシャーベットが
のっており、ほんのりあたたかく香ばしい胡麻豆腐と
ひんやりシャーベットのコントラストが心地いい。
続いて、毛ガニの冷製茶碗蒸し。
これも上品な甘さのとうもろこしソースがかかっており
食べ進めると中から毛ガニがごろごろ出てきて美味しい。
ここでビールから日本酒へ。銘柄を伺うと5~6種類ほど
取り揃えてあったので、今回は「宝剣」から始めて
「春霞」や「美丈夫」なんかをお願いしました。

個人的に楽しみにしてるお椀は、鱧と賀茂茄子。
香りよく、すっきりした吸い地に、骨切りしたばかりの
ふんわりした鱧が美しく映える。しっとりさくっとした
食感の賀茂茄子とも好相性。そしてお造りは鯛とシマアジ、
小イワシ。鯛は柔らかくも鮮やかな色合いで、上品な
もちもち感が素晴らしく旨い。普段食べるものより
ずっとキラキラしてて、すっきり甘い小イワシもいいね。
この後はさらに絶品の魚料理が続く。まずはノドグロの焼物。
白くて甘さ控えめのさらりとしたソースにのせられた身は
口に入れた瞬間、その輪郭を保ったまま舌の上でとろけていく。
これは、この日食べた中でも一番好きだわ。横に添えられた
じゃこと甘長唐辛子の炒め煮の苦みも良いアクセント。
続く穴子で挟んだ蓮根饅頭は優しい味わいで、ほっこり。

料理の最後は酢の物かなと呑気に待ち構えてたら
佐賀牛の炙り焼きとアワビの酒蒸しがどどんと登場。
赤身のお肉はワイン飲みたくなっちゃうけど、既に結構
お酒飲んでたので、ぐっと我慢(笑)。絶妙な歯応えの
アワビももちろん美味しかったけど、すぐそばにちょこんと
添えられたアワビの肝の複雑な旨みが、最後の最後で酒を
加速。これで残ってた酒を一気に飲み干して、締めのごはんへ。
味噌汁や糠漬けとともに提供されるごはんは、程よく
おこげができてて幸せ。さらにデザートは、甘さ控えめ
紅茶のシフォンケーキと、きな粉のブランマンジェ!

伝統的な王道の日本料理に、モダンで落ち着いたセンスが
ちりばめられた素敵なコースでした。店内の雰囲気も
穏やかで心地いいし、まだ若く見える店主夫妻も
控えめながら、いろいろ教えてくれるし、最近できた
とは思えないほど安定感があるお店だったよ。次に
訪れるなら、やっぱり秋が深まる頃合かなあ。

■料理屋 昇月庵
/広島市中区小町3-6[11:30~14:00、18:00~23:00]












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