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1939年、イギリス。
ドイツ軍のポーランド侵攻を契機に、イギリスは
ドイツに宣戦布告。第二次世界大戦の火蓋が切られた。
開戦間もなく、天才数学者アラン・チューリングは
政府暗号学校が設置されたブレッチリー・パークへ向かう。
ドイツ軍が用いる暗号機「エニグマ」を解読することが
目的であった。これは、事実を基にした物語。
ストーリーは二次大戦下のブレッチリー・パークと
戦後1950年代のマンチェスター、そして1920年代の
パブリック・スクールを舞台に、時系列を注意深く
切り替えて展開。メインはもちろん暗号解読に携わった
二次大戦時だが、主人公の人格がどのように形成され
その結果どのような結末を迎えたかを描くため、残り
二つの時代も作品中では同じくらい重視されている。
その主人公アランは、どこか神経質で完璧主義、かつ
人間関係より自分の信念や関心、手法を優先させるため
暗号解読を目指す仲間との間に無用な軋轢を生む。
そのため、暗号の解読もうまく進まず孤立を深める中
出会った女性数学者ジョーンのおかげで、ゆっくりと
チームは機能し始め、当初の目的へと近づいていく。

このアランを演じたベネディクト・カンバーバッチが
風変わりで取っ付きにくい数学者の造型を絶妙に
作り出しているおかげで、ストーリーにぐっと
入り込むことができた。取っ付きにくいといっても
その根本には、弱さや繊細さが潜んでいるから
嫌な感じを受けず、むしろ愛すべき人柄に見えてくる。
そんな彼が暗号を解読するまでの道のりは、困難はあれど
熱狂と興奮と達成感に包まれていた一方で、戦争が
終わった後に待ち受けていた現実には、ただただ
やりきれなさが残る。イギリスを救った英雄でありながら
その業績の機密性の高さゆえ、世間に知られることはなく
名誉を傷つけられた形で生涯を終えてしまう。それでも、
彼の魂だけは救われたと信じたい。クリストファーとともに。












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