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kuro score >>> cross core !!!

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連載終了から20年近く経った『寄生獣』がアニメ化&
映画化。ハリウッドが映画化権を獲得しつつも進捗なく
昨年その権利が切れたことで、一気に映像化の話が
動いたとか言われているが、漫画好きの間で圧倒的に
評価高いし、個人的にも掲載誌の『アフタヌーン』を
定期購読するきっかけになった作品なので思い入れ強く
不安8割、期待2割くらいの心持ちで待機することに。
初めて読んだのが、たぶん単行本3巻が出たばかりの頃。
朴訥とした地味な絵柄なのに、その衝撃的な内容と
異様な読みやすさ&のめり込みやすさのおかげで何度も
読み返した挙句、連載を追いかけるため『アフタヌーン』に
手を出し、さらに過去作品『骨の音』と『風子のいる店』
まで買い揃える始末。それ以降も岩明先生の作品は全部
集めてますが、今なおトップクラスに面白いと言える作品。
そんな名作が一度にアニメ化&映画化。正直心配だなあという
不安は的中し、先行したアニメのキャラクターデザインは
ぶっちゃけ最悪(笑)。でも始まってみたらストーリーは
意外と原作に則ってて、絶賛はしないけど想像してたものより
ずっと良かった。で、逆に事前情報でアニメよりマシかなと
思ってた映画版は、個人的に残念な結果となりました…。

前振りが長くなりすぎたので、映画の感想は簡潔に。
全10巻の作品を前後編4時間くらいにまとめないと
いけないから、ストーリー改変は仕方ないんだけど
父親不在にしたのは一番の改悪の気がする。テーマを
母親との関係性に絞ろうという狙いは良いとしても
そのせいで全体の雰囲気がウェットになってしまったのが
受け付けられなかった。ドライなのに、ユーモアがあって
どこか飄々とした軽やかさが感じられる原作とは正反対。
で、原作のユーモアを引き継いだであろうミギーがことごとく
空気読めないという。「胸の穴」のシーンで出しゃばった時は
さすがに殴ってやろうかと思った(笑)。田宮や島田ら
寄生生物側の演技も、無感情を表現しようとしすぎた結果
ちょっと学芸会っぽくなっちゃったのが惜しい。とにかく
いろいろもやもやする出来映えだけど前編を見てしまった以上
完結編も見に行くよ。しかし、つくづく原作原理主義者は
実写版と相性悪いなあ。おとなしく、家で原作読み直そう。












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