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her/世界でひとつの彼女

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『マルコヴィッチの穴』、『かいじゅうたちのいるところ
などでお馴染み、スパイク・ジョーンズ監督最新作は
ほんの少し未来のお話。幼馴染の妻と離婚調停中の主人公が
ある日、人工知能型OSを手に入れたことから物語は始まる。

結婚生活の破綻によって過去に囚われ、やや内向的に、
センシティブになっている主人公が、明るく親密に
でも時折どこか憂いを帯びた声で語りかける人工知能と
会話していくうちに心をつかまれる様はとても自然で
すっと話に入っていくことができた。ただ、それが
恋愛関係になり、いくとこまでいってしまうとさすがに
これはどうなんだって、ちょっと頭抱えることに(笑)。
この辺の感覚は、日本人とアメリカ人で違うのか
個人的なものなのか分からないけど、一瞬置いていかれたわ。
その後も、ふたりは普通のカップルのように仲を深め
やがて倦怠期が訪れ、すれちがったり、喧嘩したり。
正直、後半は人工知能が少し面倒くさい感じの女性に
なっちゃってるなあと思ってしまうほど。逆に言うと
声だけの関係でここまで自然な感情を湧き起こさせるのも
すごいなと感心したり。そんなふたりの関係は、ある
一つの出会いから予想もつかない方向へ。そういえば
ジャンル的にはSFに分類される作品だったということに
終盤ようやく気づく、不思議な恋愛ストーリーでした。

あと個人的に一番衝撃だったのは、なんとも言えない
自然な可愛いさを醸し出していた主人公の元奥さんが
ドラゴン・タトゥーの女』でリスベットを演じてた
女優さんだったという。女優だから演じ分けるのは
当然と言われても、あまりに違いすぎるやないか…。

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