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kuro score >>> cross core !!!

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今月はとにかく、荒木先生の新作です。
雑誌に掲載された時点で全部読んでるけど、こうして
一冊にまとまったものを読むと、また違った楽しさが。
できれば、このシリーズ続けてほしいです。

■荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない』 集英社
『ジョジョの奇妙な冒険』第4部のキャラクター
岸辺露伴が狂言回しを務める連作短編集。4つの
エピソードと、GUCCIとのコラボ作品を含む全5編。
最初に収録された「懺悔室」は運命と因果応報を
巡る、いかにもジョジョっぽいホラーで、今から
十数年前に描かれたため絵柄も4部の雰囲気に近い。
一方、続く3編は民話ホラー・テイストで、絵柄も
ぐっとアダルト。ストーリーは、妖怪物というか
蟲師っぽい雰囲気がする「六壁坂」、寓話的で
ありながら、露伴のトリックスター的立ち位置が
光る「富豪村」、伝統や歴史に敬意を払いつつ
ネット情報も無邪気に活用するバランスの良さを
見せつける「密漁海岸」と三者三様。あと、なにげに
露伴先生(漫画家・27歳・独身)と編集者との
やり取りが好きすぎる。編集の貝森くん(23)が
先生に延々詰められる話とか読みたいです。
■岡本健太郎『山賊ダイアリー』4巻 講談社
年に2冊も発売されるとは予想もしてなかった狩猟漫画
第4巻。表紙はスッポンですが、本編には出てきません。
これは今流行の誤表示ネタに乗っかったに違いない(嘘)。
それはともかく、今巻で衝撃的だったのはベテラン猟師
佐々木さんの無双っぷり。大型スーパーに現れた猪を
仕留めた顛末は読んでていろいろ震えたよ。かっけー。
素人におすそ分けする猪肉が微妙な理由を話す時の
黒い笑みもゾクゾクする←。良い師匠持ったなあ。
あとは相変わらずトロロイモごはんとか、猪のタン塩
コショウ焼きとか、アマゴの塩焼きとかいちいち旨そう。
狩猟解禁になったことだし、ジビエ食べに行きたい。実は
この前ライチョウ食べたとこだけど、猪も食べたいな。

■堀尾省太『刻刻』7巻 講談社
こちらも発行がスローペースだから年に2冊も出るとは
思ってなかった第7巻。いよいよ、世界を超越しようと
目論む佐河vs.彼以外の人間という超シンプルな構図に。
ここまで来ると、後は駆け引きなしの王道バトル展開に…
なんてことには絶対ならないのがこの作品。ダメ人間
勢揃いの主人公一家が各自思いつきでやりたいように
動くから、事態はどんどん斜め上の方向へ。特殊能力に
目覚めた甥っ子の真&お父っつぁんの意外な好プレーで
佐河を追い込むも、彼の意外な告白で一家は信頼関係を
結ぼうとするが、一転、長女・樹里の取った行動は…。
あらためて樹里が主人公だと再認識させられる格好良さ。
これは惚れるわと思った矢先、お父っつぁんがさらに
謎の行動力を発揮って、もうなんなんこの人(笑)。
残り数ページで一気にギャグ漫画みたいになっとるやん。
おまけに、ちゃっかり表紙にも載ってるし。全部
読み終わった後でもう一回この表紙見たら、笑いが
止まらないという。とりあえずお父っつぁんのことは
置いといて、重要なのは来年秋に出る8巻で完結予定
ということ。かなり期待して待ってます。

■ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』22巻 講談社
エース榛名率いる武蔵野第一との秋大初戦。
夏大ベスト4の実績があるから強豪には違いないけど
これまで試合した桐青や美丞に比べると、そこまで
力の差は感じず、調子よくトントンと進行。ついに
花井の初ホームランも飛び出し、順調すぎるくらい
だったが、武蔵野のネックと思われていた秋丸の変化が
試合の流れをじわじわと変えていく。1巻からずっと
三橋の決め球であり、頼みの綱だった「まっすぐ」が
とうとう打ち崩される中、どう踏ん張るかが見どころ。
本編も安定して面白いけど、今巻はカバー下に描かれた
三橋両親の馴れ初めが胸に来た。わずか2ページ分ながら
どこかふわふわしたふたりが現実を前に、地に足を着けて
歩き出すまでの物語。「つづきはまたの機会に」とあったし
いつか、このふたりの話を短編とかで読んでみたい。












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