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積読漫画雪崩式1310

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今月は久々に大量発売で大変。
ただでさえ集めてる作品数が多いから、これ以上
手を広げるのはやめようと思っても、出版不況で
漫画家さん大変という話を聞いたら、せめて好きな
作品くらいは、ちゃんと買おうと思う訳です。

■石川雅之『純潔のマリア』3巻 講談社
百年戦争下の魔女奇譚も今巻で完結。
どこか呑気な1巻からも不穏な空気が漂っていたけど
最終巻では初っ端から重い展開へ。神に逆らい続けた
主人公には罰が下され、さらに現実を思い知ることに。
でも、ただひたすら純粋であった彼女は、安易に絶望に
墜ちることもなく、ちゃっかり自分の幸せを獲得し
その真っ直ぐな性質で天使とも和解する。表面的には
重く暗いシーンもあるものの、天真爛漫さが世界を
明るくしていく様を見ていると、いい意味でファンタジー
作品だなあと実感。それぞれのキャラクターにも見せ場
あったし、良い最終巻でした。あと、恒例の限定版は
フランスとイングランドで彼女の生涯がどう伝わったかを
描いた2種類の絵本付き。一冊はそのまんまなんだけど
もう一冊は話が捻じれてて、妙な味わいがあった。

■荒木飛呂彦『ジョジョリオン』5巻 集英社
刊行スペースがゆっくりめだと思ってたら、今回は
早くなった気がする第5巻。日常にじわじわ違和感が
混ざってくる展開は第4部直系という感じだが、今回は
何よりジョニィ・ジョースターの再登場が衝撃。
第7部で幸せなエンディングを迎えたと思わせといて
この非情な結末。ジョナサン&エリナと同じ道を
辿らせるとは、相変わらず荒木先生容赦ないな…。
とにかく、第7部とのつながりが明確になり、さらに
謎も深まったところで以下次巻という。生殺しや。

■須賀原洋行『実在ゲキウマ地酒日記』1巻 講談社
『気分は形而上』の須賀原先生新作。個人的には
アフタヌーンで連載してた『よしえサン』が一番印象的。
今回は地酒好きが高じて、地酒の漫画を描けば酒代が
ニョーボから必要経費と認められるという邪念で連載開始。
絵柄は昔と見事に変わってなくて懐かしさを覚えたけど
内容は、酒の好み(甘み重視)をはっきり打ち出した上で
日本酒初心者でも楽しめるようマニアックになりすぎない
構成。酒に合わせるつまみも念入りに描写されているので
読んでるうちにどんどんお酒飲みたくなってくるという。
続けて12月には、早くも最終巻となる第2巻が出るようですが
そこに収録される最終回の内容については、いずれまた…。

■カラスヤサトシ『カラスヤサトシ』7巻 講談社
実に2年ぶりのカラスヤサトシ新刊。
結婚してお子さんもできたので多少妻子ネタも
入ってるけど、基本は以前と変わらぬ一人遊び仕様。
良くも悪くもまったく進歩がないので(笑)安心して
読める。趣味のガシャポンを1000体以上所持していると
さらっと描いてますが、妻子持ちでそれは正直どうなのと
問い詰めたい。あと、微妙にゾンビネタが散見されるのは
福満先生への対抗心か、あるいは意趣返し的なものなのか…。

■松田奈緒子『重版出来!』2巻 小学館
漫画編集部漫画(ややこしい)第2巻。
今回はライバル雑誌間での漫画家引き抜き工作という
生々しい話からスタート。実際に、自分の好きなA誌から
I誌へどんどん引き抜かれていく状況を見てきたので
必要以上にリアリティを感じてしまう。で、この作品は
一応漫画編集者が主人公だけど、気づけば個性の強い
漫画家の方に重点が移ってたり。繊細で傷つきやすくて
面倒くさい一方で、熱くて常に必死で、漫画を心底
愛している姿を見ていると、無条件に応援したくなる。

■弐瓶勉『シドニアの騎士』11巻 講談社
司令官補佐に両性具有者、融合個体ときて、とうとう
人工生命体までもがラブコメ戦線に参入。もはや
なにがなんだか状態。今さら言うのもなんですが
弐瓶先生がどこに向かってるのか分からない(笑)。
いや、いいんですけどね。海面に一人取り残される
人工生命体とか、宇宙空間に浮かぶ巨大キノコの
ような大シュガフ船とか、ぐっとくるシーンも
健在なので、とりあえず生温かく見守ります。

■西原理恵子『毎日かあさん10 わんこギャル編』毎日新聞社
■西原理恵子『西原理恵子の人生画力対決』6巻 小学館
サイバラ先生の新刊も立て続けに二冊刊行。
毎日かあさんでは息子さんが高校生、娘さんが中学生に。
時の流れが早すぎるというか、子供の成長の早さが怖い。
でも、サイバラ先生のあの絵柄のおかげで見た目は
そんなに変わったように見えないし、何より中身も
いい意味で変わってなくてほっとする。そんな子供話も
もちろん良いんだけど、30年ぶりの同窓会とか、48歳の
花嫁の話の方がなんか泣けた。あと、巻末の犬の話は
いつものずるいパターンなので泣くに決まってるのです。
そして、画力対決。小栗&松本&瀧波の三者はいじり甲斐が
なかったのか、脱線しっぱなし。一転、森川&藤沢&山田の
少年漫画家勢はツッコミどころが多すぎてボロクソ(笑)。
森川先生の残念感は意外でしたが、山田先生のひどさの
前では霞む。警察泊まったらあかんやろ。表紙にもなってる
羽海野チカ先生はとにかく絵が可愛らしいとしか言いようがない。
さらに、もう一人いた気もするけど…なかったことにしよう。

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