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kuro score >>> cross core !!!

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関東限定公開と聞いていた作品が広島でも上映開始。
TOHOシネマズ緑井だけですが、なぜかチケット代が
1000円均一なので、ぜひ見に行くべきなのです。
職を失い、暴力と暴言で家庭を支配するようになった
酒浸りの父。重病を抱えているのに治療費がなく
家庭看護に頼らざるを得ない母。そんな二人と暮らす
高校生のアンドリューは、自分の平凡な(ある意味
地獄のような)日常を記録に残すため、旧式のビデオ
カメラを購入する。しかし友人のいない彼にとって
家庭だけでなく学校にも、居場所はなかった。だが
従兄のマットに無理矢理連れて行かれたパーティ会場の
すぐそばで見つけた洞窟で、彼らはある能力を得ることに…。

実写版AKIRAという前評判でしたが、とある場所で
能力に目覚める序盤は個人的にジョジョが思い浮かんだ。
簡単にまとめると、テレキネシスを発現した高校生が
少しずつその力を鍛えて、自動車のような大きな物を
動かしたり、自分を宙に浮かせて空を飛べるように
なるんだけど、そういう夢物語的展開は前半まで。
後半は、力を得たところで家庭環境も、学校での
立ち位置も、何も変わらないどころか悪くなっていく
主人公がダークサイドへ墜ちていく悲劇的展開。
根は優しくて母親想いな彼が、だんだん追い詰められ
思い詰めてゆく様は、痛くて切なくて、胸に響く。
どうしようもない、これしかない、とばかりに叫び
暴走する終盤は、周囲が破壊されるたびに彼自身が
壊れていくように見えた。ほとんど救いのない作品
でしたが、後味は決して悪くなかった。最後まで
その想いは届かなかったけれど、彼にも家族と呼べる、
友人と呼べるような存在が確かにいた。その事実が、
彼の心を弔っているように思えたから。

ちなみにAKIRA演出炸裂の終盤では、主人公が病院着姿で
まんまデコ助野郎だったという(笑)。あと、パーティの
シーンでEDMがかかってるのが、今のアメリカっぽさ
なんだろうなと思ってたら、某シーンで普通にcapsule
曲が流れてきてビビる。アメリカの映画にも違和感なく
使われるくらいの存在なのか、中田さん…。












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