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kuro score >>> cross core !!!

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京都二日日の夜に伺った料理屋さん。
平安神宮を背に進み、仁王門通を越えて川沿いに
歩いていくとたどり着く。今の季節だと、この川沿いで
蛍が見られると聞いて楽しみにしてたんですが、連日の
猛暑でこの日はいなかったのが、唯一残念な点でした。
お店の中は入口側から奥に向かって白木のカウンターが
まっすぐに延び、その後ろにお座敷席が並ぶ。7席ほどの
カウンターのど真ん中に案内され、時間が早かったせいか
前半は完全に独占状態だったため、ちょっと緊張。
とりあえず少し酔ってしまおうと思い(笑)、頼んだ
ビールはアサヒの熟撰。先付は、三田の天然じゅんさいと
雲丹。じゅんさいがとにかく大きくてぷるっぷる。クリアで
喉越し良いこのじゅんさいに雲丹の甘みが絡んで、一息に
食べてしまう。お刺身は、福良港の鯛。これがまたかなり
大ぶりにさばかれており、ほんのり桜色のその身を
口に入れると、最初もちもちっとしてて、噛んでいくと
こりこりした食感も現れ、口内に優しい甘さが広がる。
醤油と塩のどちらでもいただけますが、塩をちょこっと
つけるだけの方がより味わいが際立つ。ここで日本酒を
お願いすると、山形のものですと一言。どこの銘柄か
聞けなかったけど、まろやかな味。上喜元とかかなあ。

お椀は、あぶらめ。おろした辛味大根がたっぷり入り、
柚子で香りづけ。脂はのりつつも、ふわり優しいあぶらめが
しみじみ旨い。大根の爽やかな辛みも良いアクセントで
素晴らしかった。しばらく余韻に浸っていると、いつの間にか
カウンターに七輪が。続けて持ってこられたのが、とり貝と鱧。
…なんだけど、とり貝は通常のサイズの優に5~6倍はあろうか
という超特大版。これを目の前で炙ってくれる。ちりちりと
焼けていく音と匂いがさらに食欲を刺激。橙ポン酢でいただくと
しゃきしゃきした食感に、じわっと旨みがにじみ出てきて抜群。
鱧もなにげに大ぶりですが、これは輪をかけてジューシー。
というか瑞々しさがあふれ出てくる勢いで、いい雨を飲んで
育ったんだろうなあと想像してしまうほどでした。さらに
ここで、揚げた鮎のあんかけ茗荷添え。和歌山産という鮎は
まだ小さめでしたが、そのぶん味が凝縮。頭からかぶりつくと
さくさくした身にほろ苦さが相俟って、クセになる美味しさ。

最後のごはんものは、なんとトロと鱧の握り。
いわゆる鮨屋さんの握りと違い、ネタもシャリも大ぶりで
お食事という感じ。脂がのって美しく輝く濃厚なトロに、
さっと炙ってクリスピーな鱧は食べ応えあり、2貫ずつでも
十分お腹いっぱいに。一緒に出された胡瓜と茄子の糠漬けは
さっぱりしてて素朴で、ほっとする味。締めの水菓子は
いちご大福ならぬ桃大福。甘さ控えめで、桃の香りが芳しい。

料理はどれも、旬の素材の美点を妨げることなく
ダイレクトに届けようとするものが多かったです。
料理人はあくまで素材の手助けをするだけという
控えめながらも強い意志のようなものを感じた。
店主も柔らかい物腰で、最初の緊張は嘘のように
ゆったりリラックスして過ごせました。ただ、お値段も
想定以上だったので、もし行ってみようと思われる方が
いれば、それなりに準備してお向かいください。

■旬席 鈴江/京都市左京区岡崎神宮道仁王門白川南入[17:00~20:00]

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