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山賊ダイアリー』の影響で、なんとなく狩猟に興味が
湧いたので、等身大の猟師生活を描いた元祖的作品である
こちらの本も読んでみた。最初に単行本としてリトルモア
から出版されたのが2008年、文庫化は2012年。
三章構成で、第一章は作者がどういう子供時代を過ごし
どんな進路に進んだ結果、兼業猟師生活を送るに
到ったかを簡単にまとめて紹介。というか、実は
この作者とほぼ同郷・同世代なんだけど、同じような
年頃に似た経験しててもこんなに違う人生になるんだなあ
と、当たり前のことをあらためて実感。自分も小学生の頃は
同じように虫好きでよく捕ってたのに、高校くらいでは
虫嫌いで、自然に対する興味も特になかったもんな…。

それはさておき、二章以降では具体的な狩猟の描写へ。
山賊ダイアリーの作者は空気銃&罠猟併用なのに対し
動物との原始的なレベルでの駆け引きができそうという
理由でこちらは罠猟一本。でも、どちらも初めての
獲物を捕らえた時の興奮と、初めてゆえの試行錯誤、
そして生命に対する畏敬と罪悪感は、驚くほど酷似。
初の獲物が猪と鹿という違いはあれど、あれだけ
大型の生き物を自分の手で仕留め、解体するというのは
やはり衝撃的な経験なんだろうな。だからこそ、命を
頂いた相手に自然と感謝し、その身すべてを美味しく
食べることに徹底的にこだわるという点も共通。で、
実際に罠を仕掛けるところから、捕獲、仕留め、ハラ抜き、
冷却、解体、精肉という具体的な工程を読むとやっぱり
解体・精肉の部分が一番大変そう。ある程度慣れてる人でも
二人がかりで猪一頭3~5時間と聞くと、気が遠くなる。
とても自分ではできる気がしないので、せめて料理や
食材には深い感謝の気持ちを持って接しようと思った。

■千松信也『ぼくは猟師になった』 新潮文庫

ここから完全に余談。
読んでる最中ずっとジビエ食べたいなあと思いつつ
もうシーズン終わってるからと諦めていたところ、
休猟期の生活を描いた第三章で薪割りや渓流釣りと並んで
山菜採りの話が出てきた瞬間、思いついたのが本通りの
猪料理と山菜の店『深山』。ここのA定食なら、猪焼肉と
山菜が一度に食べられるはず!と思い早速向かったら
お店の方から今が旬という、山菜天ぷら定食を強く
お薦めされたので急遽変更。内容は、前菜の三点盛り
(モミジガサのお浸し、イタドリの炒め煮、フキの胡桃和え)に
天ぷらは、つくし、こごみ、ユキノシタ、タラの芽、やまうど、
筍、コシアブラ、モミジガサ。素材により微妙に異なる
しゃくしゃくした食感に、ほどよい苦みが広がって旨い。
さらにごはんは、うこぎ飯。この独特の爽やかさがまた
食欲をそそる。ここに猪焼肉も追加したいところでしたが
今回は一旦セーブ。また冬になる頃、猪料理食べに来よう。












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