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kuro score >>> cross core !!!

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クエンティン・タランティーノ監督・脚本最新作。
南北戦争が始まる2年前、テキサス。奴隷市場で買った
奴隷たちを引き連れてゆく兄弟のもとへ、自称歯科医を
名乗るドイツ系移民の男がやってくる。ある情報を求め
奴隷の中から一人の男を買い取ろうとした彼の本職は、
お尋ね者を(生死を問わず)捕まえる賞金稼ぎだった。
とりあえず最初に思ったのは、長い(笑)。2時間45分って。
でも、それだけ描きたいことが山ほどあったんだろうな。
ストーリーは大きく二つに分かれてて、前半は奴隷だった
ジャンゴと賞金稼ぎシュルツの邂逅から、ふたりの友情が
育まれるまで。後半はジャンゴの妻奪還のために、彼女が
売られた農園へ乗り込み決着をつけるところまでが描かれる。

まず前半は、人間味あふれるが抜け目ないシュルツが
言葉巧みに立ち振る舞い、ジャンゴだけでなく観客までも
ぐいぐい引き込んで進行。特に保安官を手玉に取る酒場での
演説シーンは真骨頂。いつしか彼のチャーミングな人柄に
魅かれていることに気づく。だが、ジャンゴの妻の行方を
探り当て、農園へ向かう後半から、じわじわと閉塞感が
彼らを包み込む。奴隷の扱いのあまりの酷さを目の当たり
にして、シュルツの顔からは余裕や笑みが消え、ジャンゴは
あえて無表情に、冷酷に徹し始める。そして農園の大邸宅での
農園主との騙し合いは一つの結末を迎え、終息するかに
思われたが…。シュルツが最期に見せた想い。それは
言葉自体は今まで通り一見軽妙なものだったが、その裏には
言葉で言い尽くせないほどの重みがあった。そんな彼の想いと
自らの怒りを背負ったジャンゴの手により、終盤は一気に
カタルシスへ。最後の最後できっちり見せたいものを
徹底的に見せてくれるのは、さすがタランティーノ監督。
ただ、話は長くて重いし、キャラクターはいちいち濃ゆいので
観客側もそれなりに余裕ないと、受け止めるのが大変です。












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