kuro score >>> cross core !!!

Le COCO

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広島で、とても有名なフレンチのお店『ル・ココ』。
福岡でも普通に名前が出てきたし、一度は行ってみたいと
思いつつ、なかなか男一人で行く気にはなれなかったのですが
行くなら今です、と人に勧めてもらったので今回行ってみた。
某漫画の影響で、ずっとジビエ食べたかったのもありますが
シーズン的にはギリギリというか、ちょっと出遅れた感。
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お店はテーブル以外に、カウンター席も8席ほどあるので
一人でも大丈夫。むしろ、思ってた以上にカジュアルな
雰囲気なので、ちょっと気が楽に。お酒はビールもあったが
せっかくなので一杯目はシャンパン(アラン・ベルナール)から。
ほんのりピンクがかった色合いで、柔らかい味わいを細かい泡が
押し上げる感じ。アミューズは、野菜のタルト。表面カリカリで
中身はさくさくの生地の中に、ほうれん草とチーズが入っており
何重もの食感が一度に味わえる。ただ、個人的にはなぜか
おやきを思い浮かべてしまうという残念な田舎脳(笑)。
前菜は、うなぎのテリーヌ。蒸してから軽くスモークした
うなぎとリンゴ、里芋をミルフィーユ状に重ねた美しい一品。
爽やかでシャキシャキしたリンゴと、柔らかいうなぎ&里芋の
食感に、スモーキーな香りがふわっと立ち上ってきて旨い。
ここからマコンやシャルドネなど白ワインを立て続けに2~3杯。

スープは、緑鮮やかな春菊のスープ。小さく角切りされた
豚肉が中央にちょこんとのっており、春菊独特の苦みと
ダシの旨みが混ざり合って絶妙なバランス。前半にいただいた
料理の中では、一番好きかもっていうくらい美味しかった。
続いてはフォアグラのスフレ。ふわっふわで、優しくシンプルな
スフレの中には、アクセントとなる甘辛いソースとフォアグラ、
さらに表面には香り高い黒トリュフがたっぷりという贅沢さ。
その優しさ&香りは、ここへきて食欲を増進させてくれる。

そしていよいよメイン一皿目は、ヒラメのポワレ。
チコリやビーツで色鮮やかに飾られた一品は、口に入れると
とけそうなほど柔らかく繊細に仕上げられたヒラメの身に
ブールブランとオマールのソースが合わせてあり、これまた
優しく上品。「優しさ」って、こちらのお店のキーワードの
一つなのかも。おかげで、あまり満腹感を感じすぎない状態で
メイン二皿目を迎えることに。まずは、赤ワインを追加して
準備を整える。ちなみに、このワイン(シャトー・マルテ)の
ほどよい渋みは、すごくチーズ食べたくなる感じでした。

ワインを飲みつつしばし待つと、ついに登場したのは
島根産の猪肉ロースト。断面からして、きめ細かく美しい
桜色で、一口食べるとまず脂身の甘さが飛び込んでくる。
その後で、しっとり上品な身の旨さが静かに広がってゆく。
身の部分だけで言うと、正直、今まで食べた肉料理の中で
一番上品かもしれない。そこに、脂身の濃厚さが上手く
重なってきて、上品と野生が絡み合う深い味わいに。また、
横に添えられたマダガスカル産の胡椒が、驚くほど華やかな
香りを放っており、味との相乗作用で軽く陶酔。一皿で
これだけ心が動くんだから、料理ってすごいなあと実感。

最後は、カカオのゴーフレットとエスプレッソで締め。
ゴーフレットは、ババロアやヘーゼルナッツのアイス、
イチゴとともに重ねてあり、崩しながら混ぜて食べると
少し苦くてパリパリのゴーフレットが、全体を引き締める
いいアクセントに。デザートまでしっかり手を掛けてあるね。

全体的には既に触れたように、優しくて素材の良さを
しっかり生かした料理という印象。それゆえ、コースを
ひと通りいただいても食後感が軽やかで、二軒目も飲みに
行けちゃいそうなほど。あと、店内での居心地もよくて
こんなことなら、もっと早く来ておけばよかったと少し後悔。
これから、できれば年に数回くらいは訪れたいな。

■Le COCO(ル・ココ)/広島市中区富士見町5-11[18:00~24:00]

Comments 2

すみれ  

kuroさんの描写を読んでいると
すぐにでも行きたくてたまらなくなります!
ほんとうに季節ごとに行きたいお店ですよね。

  • 2013/02/15 (Fri) 08:28
  • REPLY
kuro  

初訪問でしたが、心撃ち抜かれました。
確かに、季節が移り変わるごとに伺いたくなりますね。