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kuro score >>> cross core !!!

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今から30年以上前に起きた、イランのアメリカ
大使館人質事件をベースに制作。どうしても、今
このタイミングで見ておかないといけない
気がしたので、レイトショーで見てきました。
1979年、イラン。
アメリカやヨーロッパ諸国の支援を背景に、国家の
近代化&西欧化を進める一方、秘密警察を組織し
反体制派を弾圧していた国王パーレビ(パフラヴィ)。
だが、ホメイニ師をトップに頂く反政府デモはやがて
イラン革命へと拡大。国王はアメリカへと亡命するが
このことに反発した一部の民衆により、イランの
アメリカ大使館が占拠される。この時、混乱に乗じて
6人の大使館員は密かに逃げおおせたが、国内に
とどまっている限り、見つかり次第処刑という状況。
直ちに奪還作戦を企てたアメリカCIAが打ち出したのは
イランをロケ地に選んだ偽映画を企画し、6人を映画
スタッフに仕立てあげ、出国させるというものだった。

事実は小説よりも奇なり、という言葉を地で行く物語。
現実に起きた話なので、結末は分かっているけど
それでも見ている者をぐっと引き込んで、離さない
力のある作品だった。中東の革命とそれに絡む欧米の思惑、
人質事件、大使館が襲われるシーンの既視感などなど
ここ1~2年の世界情勢と見比べると、いろいろリンクする
場面が多すぎて、異様なリアリティ&説得力を感じることに。
その一方で、ハリウッドを巻き込んで偽のSF映画を仕掛ける
パートは、ふっと力が抜ける緩さ&シニカルさで、全体を
通して、緩急の付け方が絶妙。そして、終盤における緊迫感の
畳みかけと、エンターテインメントとしての出来も良い。
こういう作品を見ると、やや自国目線が強いものの、アメリカ
という国は政治的な事件をきっちり検証、評価、解釈するから
エンタメにまで落とし込むことができるんだなあと実感する。

あと、真面目な感想は一旦置いといて、個人的に一番
印象深かったのは、主人公はじめ登場人物があちこちで
煙草吸ってたところ。それこそ、飛行機の機内でまで。
80年前後が舞台だから当然なんだけど、ダイヤル式TVとか
携帯がなくて固定電話しかないことなんかよりはるかに
違和感があった。煙草苦手な人間からすると、この時代に
大人じゃなくて本当によかったって、心底思った(笑)。












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