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積読漫画雪崩式1201

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今月は、欲しかった新刊が一冊だけだったので
昨年気になってたのに、まだ買ってなかった
作品を二冊ほど買い足してみました。

■カラスヤサトシ『結婚しないと思ってた』 秋田書店
「オタクがDQNな恋をした!」という副題付きですが
オタクというよりは「独り遊びの名人」と言った方が
しっくりくるカラスヤ先生が、まさかの結婚。しかも
奥さん10歳下!出会って即同棲!お子さんまで!
と、目まぐるしすぎて嘘みたいな本当の話。そもそも
あまりに恋愛からかけ離れた人生を送ってきたのを
改善しようと始めた漫画誌上お見合いがいつの間にか
脱線して、どうでもいいような話(笑)に逸れてたら
連載とは関係ないとこで彼女ができて一気に結婚まで
突き抜けてしまったという。人生ってホントに何が
起きるか分からないんだなあとしみじみしてしまう。
今後、ベタに子育て漫画にも進出するようですが
本来の持ち味である、いい意味でのくだらなさは
ずっと失わないでほしいと願っております。ちなみに
巻末には、吉田豪氏司会で宇多丸さんとの対談もアリ。

■岡本健太郎『山賊ダイアリー』1巻 講談社
おそらく20代の漫画家兼猟師による、リアル猟師奮闘記。
漫画って本当にいろんなジャンルがあるけど、実際の
猟師生活漫画はなかなか珍しい。猟師というと、つい
マタギみたいなのを想像してしまうけど、もっと今風
というか、普通にアパートで暮らしててカジュアルな
雰囲気。ただし、根底には自然への敬意と、獲物となる
動物の命をいただくことへの重みもちゃんと感じられるのが
好印象。さらに、漫画家ならではの好奇心の強さのせいか
ウサギやキジバトだけでなく、マムシや害獣駆除で獲った
カラスまで自分でさばいて食べてしまうのが、なんとも(笑)。
ただ、画風も本人の性格も淡々としてるので、獲物をさばく
シーンさえすんなり読めてしまえるのも美点か。舞台が
岡山県の山奥なのも、なんとなく親近感を抱かせる。
さすがに自分で銃を撃ちたいとは、思わなかったけれど。

■石黒正数『外天楼』 講談社
昨年末に局所的に話題になってた連作短編集。
同作者作だと『それでも町は廻っている』が有名だが
未読です。ただ、確かアフタヌーンの四季賞も
獲ってたような。シンプルでちょっと懐かしさがある
絵柄で、ストーリーは他愛もない日常から始まる。が、
話数を重ねるにつれ、じわじわとヒト・モノ・コトが
絡み合い、やがて一本の線に収斂されていく…。
伏線が丁寧に張られてて、鮮やかな作りなんですが
事前にハードル上げすぎてたのと、展開上のある情報を
知ってたせいで、がっつりとはハマりきれなかった。
なんか勿体ないことした気分。これから読まれる方は
一切、事前情報を入れずに読んでください。ホントに。

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