c r o s s + c o r e

kuro score >>> cross core !!!

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今年は、ここ数年で一番ライブに行けなかった年だけど
□□□×バンアパの対バンに、サニーデイ6年ぶりの
広島ライブという、普通なら万難を排して駆けつける日に
別のライブが重なって参加できなかったのが、ひたすら
悔やまれる。来年、また広島に来てくれないかなあ。

1位:Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」 Dome Edition
レコ発全国アリーナツアー&北米ツアーの集大成として
行われたドーム5公演の最終日、福岡ドーム公演に参加。
Perfumeのドームライブは、これまで初回の東京ドーム
「LEVEL3」京セラドーム大阪も見てきたけど、今回は
ドームとは思えないほど近く感じた。センターステージで
あったり、今までと比べても音響システムが格段に
良くなったのもあるけど、それ以上に三人がドームという
空間を軽々と掌握してしまっている凄さがその理由だと思う。
そして、踊らされまくるセトリの容赦なさ(笑)。久々の
サプライズ企画も含め、忘れられない一日になった。

2位:Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER
そのPerfume全国アリーナツアーのうち、唯一参加できた
徳島公演。新譜の世界観に振り切ったドーム公演とは異なり
昨年の周年記念ライブとのつながりを感じる構成で
試行錯誤の跡も感じられつつ、アットホームなライブだった。
何より徳島2DAYSのうち二日目は、今まで参加したライブの中でも
トップレベルに観客のテンションが盛り上がってて、一体感と
高揚感が異常というか狂ってた(笑)。ライブはアーティスト
以上に、観客が作り上げるものという真理をつくづく実感。

3位:METAFIVE “WINTER LIVE 2016
高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、
ゴンドウトモヒコ、LEO今井という5人をクアトロの
あの小さな空間で一度に見られる贅沢。90年代に
青春時代を過ごした人間にとって、まさに夢のような
時間だった。またこの5人が奏でるのが、テクノでも
ダンスミュージックでも実験音楽でもなく、真っ当な
バンドサウンド中心だったのが意外なようで逆に痺れた。
この瞬間を目に焼き付けようと必死になったのもいい思い出。

4位:夜明け前 其の三十六
ZAZEN BOYS×eastern youthの対バンライブ。
ずっと見たかったザゼンのライブをようやく見られた。
もう最初の一音から身体ごと持っていかれるような
強烈なグルーヴ感。めくるめく演奏、歌声、佇まいで
頭も身体も振り回されるのがひたすら気持ちよかった。
さらに端々には茶目っ気もあって、なんかもう惚れたわ。

5位:cero 『MODERN STEPS TOUR
昨年に続き、今年も広島に来てくれたcero。
昨年とはサポートメンバーが変わり新編成になったことで
同じ曲でも印象が変わるのが面白かったけど、どちらにせよ
ライブの軽やかさや心地よさ、そして微かな切なさは変わらず。
このままずっと何時間でも続けてくれたらいいのにと思っていた。
あと、広島だけ特別に「スマイル」を演ってくれたのも嬉しかった。
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ここ数年はあまり旅に出られてないから、2年分
まとめてもお店の数は少なめ。久々に、どこか
遠くへ行きたい。知らない街を歩いてみたい。

1位:天寿し[福岡]
北九州の小倉駅近くにあるお鮨屋さん。
5席だけの店内で繰り広げられるのは、王道でありつつも
一つひとつ厳選され、細やかな仕事が施されたネタと
ふわり軽やかで儚い余韻を残すシャリが絶妙のバランスで
組み合わされた握りの数々。お酒がないのが唯一難点かと
思いましたが、酒好きでもそれが気にならないくらい
鮨一点に集中させられる旨さ。穏やかな大将が仕切るお店の
雰囲気も良く、こちらのためだけに小倉に行きたくなります。

2位:鮨おさむ[福岡]
福岡市内ではあるものの、バスか車でしか行き難い
住宅街の一角に佇むお鮨屋さん。博多の鮨屋らしく
鮨前の料理が多種多彩。しかも最初からフグの身を
ひらめの肝ポン酢で和えた一品という、どう考えても
お酒が止まらない展開。クジラの畝須やあわびの
肝ソースがけも美味しかったな。握りも、肝がのった
かわはぎや唐子づけの海老など、お酒と合わせたくなる
ネタが多かった。甘さが心地いい締めのいなりも好みの味わい。

3位:すし家 一柳[東京]
東京は銀座に位置し、店内はゆったり贅沢な空間ながら
そこまでお高くはないお鮨屋さん。鯛で始まるおまかせは
まぐろ尽くしにコハダ、アジとオーソドックスな構成を
高いレベルで味わわせてくれる。中でも、握りで食べるのは
初めての白川と、鮮烈なイクラが印象的。居心地よくて
予約も取りやすいため、比較的気軽に伺いやすいお店です。

4位:すし勝[徳島]
鳴門市のこれまた住宅街にひっそり佇むお鮨屋さん。
一軒家を広々と使った美しい環境が既にご馳走でした。
握りは素材の良さをシンプルに生かしたものだけでなく
肝とジュレがのったカレイや、一匹を三貫分に仕上げた
特大車海老など、見た目にもインパクトがあるネタもあって
楽しく美味しかった。こういう店がある街って、なんかいいな。

5位:食堂えぶりお[福岡]
福岡市内でも、いいお店が揃っている春吉のはずれに
位置するモダン居酒屋さん。小さな器にちょこちょこ
盛り付けられたお通しの盛り合わせが名物の一つですが
お刺身の盛り合わせも同じように一品ずつ小皿で提供。
10品弱続くこのお刺身には一つひとつ繊細な仕事がしてあり
お酒との相性も抜群。他のメニューも多彩で、再訪必至店。
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今年は振り返ってみると、思ってたほど新しいお店に
伺ってなかったので、再訪店も含めてまとめてみた。
ただ、例年以上に和食系に偏ってるから、来年は
違うジャンルのお店も開拓できるといいな。

1位:悠然いしおか
昨年初めて訪れた時も良かったけど、今年再訪時は
より渋い方向に深化。先付で出されたおひたしなんて
カマスと水菜、新蓮根、つるむらさき、おかわかめという
素朴ながら滋味深い素材の組み合わせで、しみじみと
味わわせてくれた。もう、これ一品と燗酒があれば十分かも
と思ってしまうくらい。もちろんその後の地海老真丈のお椀や
スズキの炭焼きも素晴らしかったし、派手さはなくても
落ち着いた穏やかな料理に、なんだか今は惹かれるな。

2位:昇月庵
昨年と1・2位がひっくり返ってるだけやないかという
苦情は受け付けません(笑)。伺った時期が昨年と
同じくらいだったので、焼き胡麻豆腐や鱧と茄子のお椀など
メニュー構成が少し似ていたけれど、やはり好みの味わいだし
お店の雰囲気も相変わらず落ち着きと華やぎが共存してて
いい感じに寛げるお店でした。広々とした空間も含めて
贅沢な時間を過ごしたい時に訪れたくなります。

3位:野趣 拓
今年オープンしたばかりの和食店。4500円という比較的
抑えめのコース一種類のみながら、夏はアコウの刺身や
鱧と小たまねぎの炊き合わせ、冬は菊芋のすりながしに
しめ鯖、甘鯛のかぶら蒸しと、制約ある値段設定の中で
工夫を凝らした料理群が印象に残った。将来的には
高いコースを増やすのもアリだと思うけど、今の方向性も
とことんまで極めてもらえると、嬉しい。

4位:小網町 おせん
『野趣 拓』からも近い、小網町電停前にできた和食店。
こちらもお安めのコースがあるみたいだけど、アラカルトも
楽しい。春なら鯛の子と春野菜の焚合せや、茄子とズッキーニの
揚げ浸し、秋なら蓮根まんじゅうに、牡蠣と豆腐のみぞれ鍋
などなど、旬の素材を淡く上品な出汁で味わえる。日本酒も
地酒から全国の銘酒まで各種揃っているので左党にもおすすめ。
名物のすっぽん鍋も、いつか頼んでみたいな。

5位:料理 むら上
流川の『鮨昇』があった場所に昨年オープンした和食店。
鯛の海苔巻きや無添加豚骨スープなど、お通し代わりの
前菜が凝ってて面白く美味しかった。大ぶりのお刺身は
熟成させたものが中心だし、クエの骨蒸しは絶妙な仕上がり。
他にもまだまだ気になるメニュー盛りだくさんだったのに
当日うっかりお金下ろし忘れて、あまり頼めなかったのが
心残り。近いうちに再訪して、次こそはいろいろ頼もう。
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今年は比較的、新しい作品が多めかな。集めてる数が
増えすぎて家の中がもう大変だけど、どうしても本の形で
読みたいから、電子書籍には未だに踏み出せずにいる。

1位:五十嵐大介『ディザインズ』1巻
可愛らしさとおぞましさが同居するファンタジーを
描いてきた五十嵐先生がたどり着いたのは、ハードSFの
極北だった。人間の頭とヒョウの身体を組み合わせた
ヒューマナイズド・アニマル(人化された動物)の
美しくもゾッとする造型や、噎せ返るような空気まで
感じる風景など、五十嵐カラー炸裂の本作。まだ物語は
始まったばかりで全貌はつかめないけど、冒頭から静かに
血と硝煙が漂ってくる世界に魅了された。カエルのHAである
主人公クーベルチュールの神秘的な可愛らしさも絶妙。
連載はスローペースだけど、完結まできっちり見届けたい。

2位:施川ユウキ『ヨルとネル
身長11cmのこびと姿になった少年ふたりの逃走劇。
いつもの施川作品らしい言葉遊び系四コマ漫画にしては
最初からどこか不穏な空気が流れているなとは思ったけど
まさかああいう結末に向かって進んでいるとは…。終盤、
ヨルの告白以降は、ただ茫然とページをめくることしか
できなかった。ふたりが逃げ続け、目指していた場所。
そのことを思うと、胸に穴が開いたような感覚を覚える。
こんなほのぼのした絵柄で、これほどの喪失感を
与えられるなんて、もはや詐欺じゃないか。ずるい。

3位:清家雪子『月に吠えらんねえ』5・6巻
もう毎年ランクに入れてる本作ですが、巻を増すごとに
精神をぶん殴ってくる勢いが強まってきているような。
6巻のじりじり追い込んでくる展開もしんどかったけど
白眉はやはり、日本の近代詩とは何だったのかという問いに
踏み込むため、戦争詩まで含めて総括した5巻 第二十六話
「純正詩論」だろう。この作品がどこから来て、どこへ向かうのか。
その一端が垣間見えた瞬間。結末は近いのかもしれないが、
その時が来たら目を逸らさず、正面から見据えたい。

4位:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』1~3巻
まさかこの年になって、毎週ジャンプが楽しみになる日が
来ようとは。ジョジョの第5部が盛り上がってた時以来かも。
それくらい今一番熱い少年漫画だと思う。とにかく主人公の兄妹が
今時珍しいくらい真っ直ぐで、心が汚れたおっさん読者でさえ
素直に応援したくなる尊さ。そこに加えて、3巻以降は濃くて
騒々しい味方キャラクターも増え、主人公の真面目さは天然さに
反転し、訳のわからない面白さと勢いが加速。来年には
ジョジョから連綿と続くジャンプ裏看板の座に着くと確信してる。

5位:堀尾省太『ゴールデンゴールド』1巻
刻刻』に続き、一言では説明しづらい作品を描く
堀尾先生最新作。海岸で拾ってきた置物が福の神となって
リアルに動き出し、次々とご利益を授けるギャグ漫画…
と思わせてからの、人間の欲望が暴走してゆく民話系ホラーへ
真っ逆さま。先が読めないけど、間違いなくバッドエンドに
向かってることだけは分かってしまう不穏作。あと瀬戸内海の
島が舞台なので、ちょこちょこ広島ローカルネタが出てきて楽しい。
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今年はとうとう本通りのシネツインまでもが、ビルの
老朽化により閉館。街中の映画館がどんどんなくなって
少し寂しい。でも、最後の最後、あの趣がある映画館で
ニュー・シネマ・パラダイスが見られて本当によかった。
今年の映画全体の印象に関しては、邦画大豊作の一年だった。
こんなにレベル高い作品ばかり集中するのも珍しい。

1位:君の名は。
興行収入が何百億超えようと、世間がどれだけ評価しようと
新海監督作にはそれほど期待しない!という超・上から目線&
期待値下げまくりで見に行ったら見事返り討ちに遭った本作を
謝罪と反省の意味も込めて第1位に。細かいこといえば
つっこみどころはいろいろあるけど、それらが些細なことに
感じるくらい、中盤以降の“あの展開”に心持っていかれた。
最後もハッピーエンドというより、どこかビターな余韻を残す
終わり方で、しばらくの間、切なさと儚さと愛おしさが
混ざったような感覚にずっと囚われたままだった。作り物なのに
あのふたりには幸せになってほしいと思わず願ってしまうほどに。

1位:この世界の片隅に
これは好きとか嫌いとか、面白いとか面白くないとかいう
レベルを超越してしまった作品なので、いっそのこと
ランキングから外してしまおうかと思ったけど、それは
それで釈然としないので、同じく第1位に入れてみました。
本当に何気ない、田舎の日常が過ぎてゆく物語。主人公の
すずさんが家族のために洗濯して料理を作って、時に戸惑い
時に悩み、そしてふわりと微笑むだけ。なのに、どうして
これほど心が揺さぶられるんだろう。その理由が知りたくて
また映画館へ足を運ぶのです。彼女を見たあの日から
自分の心に、彼女が住む世界が溶け込んだような気がしている。

3位:永い言い訳
自分の年齢、境遇的に一番沁みたのは本作だったかも
しれない。男性に対する視線が容赦ない西川監督の本領が
発揮されており、主人公を演じるモッくんの嫌らしさが前面に。
それでも格好いいのがモッくんなんだけど、終盤のトイレで
一人潰れていくシーンは心底堪えた。あと、子役ふたりが
半端なく愛らしかったのも印象的。子供使いに定評がある
師匠筋の是枝監督より良かったほど。西川作品の中ではこれまで
ゆれる』が一番好きだったけど、それに並ぶくらい良かった。

4位:シン・ゴジラ
庵野・樋口両監督が現代に蘇らせたのは、古き良き
真っ当な怪獣映画だった。前半の、ゴジラを放っといて
鬼のように畳み掛ける密室会話劇もテンポよく心地よかったし
ゴジラ自体のひりひりするようなヤバさも、ゴジラに対する
いろいろ詰め込みまくった総力戦も、すべてが過剰で
ひたすら楽しかった。これこそスクリーンで見るべき作品。

5位:シング・ストリート
80年代のダブリンを舞台にした、痛くて眩しい青春映画。
同じ時代にバンド組んでた人は悶絶するんじゃないだろうか。
それくらいリアルで生々しいけど、それと同時にあの頃の
キラキラした瞬間も閉じ込めてあって、ひたすら沁みる。
そして、主人公たちのバンドが奏でるオリジナル曲の
名曲っぷり。映画パンフと一緒にサントラも買えばよかったな。
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なんとなくそんな予感はしてたけど、10月に続き
11月も新刊大量発売。今年は、月によって購入量が
極端に上下したな。来年は満遍なく程々がいいです。

■施川ユウキ『ヨルとネル』 秋田書店
四コマ漫画の名手・施川ユウキ最新作。
作者自身、前作『オンノジ』と対になると語る
本作は身長11cmという、こびとになった少年ヨルと
ネルが主人公。生体研究所から逃げ出したふたりの
逃避行をいつものゆるシニカルなタッチで描く。
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高橋幸宏、小山田圭吾、砂原良徳、TOWA TEI、
ゴンドウトモヒコ、LEO今井によるユニット・METAFIVE
初のワンマンツアー@広島クラブクアトロに行ってきた。