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kuro score >>> cross core !!!

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広島飲食業界の今年一番のトピックといえばやはり
ミシュランガイド発行だと思われますが、なぜか
天邪鬼っぷりをこんなところで発揮し、今年は
あえてミシュランに載ってない店で固め打ち。

1位:Le COCO(ル・ココ)
ほぼ例年、和食系ばかりだけど今年は珍しくフレンチ
なのです。コース料理はアミューズから前菜、スープまで
すべて隙なく繊細に構成されていますが、メインがさらに
素晴らしい。冬の猪は言うまでもなく、春の乳飲み仔牛、
秋のライチョウも良かった。乳飲み仔牛のローストは
むちむちした身からふわり広がる優しい甘みの虜になり、
一転、ライチョウのロワイヤルはハーブを濃縮したような
独特の香りと、ほどよい苦みに、血入りのソースが絡んで
クセになる旨さ。これだけ幅広い素材を自在に、そして
何より一番美味しくなるよう仕上げてくれる名店です。

2位:白鷹
数年ぶりに再訪した料理屋さん。
肉厚のお刺身も良いけれど、ナマコに“このわた”を
のせた一品や蟹の内子など、酒好きにはたまらない肴が
ぽんぽん飛び出してくるのが楽しかった。締めの
おむすびも相変わらずいい味だったし、何よりこのお店の
雰囲気が好き。単純に居心地いいとか、リラックスできる
という意味ではなく、お酒飲みつつもどこか背筋がしゃんと
伸びるような感覚。若い頃憧れた「大人のお店」なんだよね。
年初の訪問からまた間が空いちゃったので近いうちに再訪したい。

3位:ICHIGO
昨年伺った時にも予想してたんだけど、アラカルトだけ
じゃなく、コース料理のレベルも高かった。春なら空豆、
春キャベツ、蒸し海老、カツオの酒盗などが前菜に並び
鯛と筍の土瓶蒸しや、ホタルイカの炊き合わせが印象的。
初冬なら銀杏、くわい、ナマコ、アン肝といった前菜に
卵の詰まったセコガニ、クエの吉野煮など素材も調理も秀逸。
お客さんも増えているようで、当日飛び込みで入るのは
難しくなってますが、大将もとても面白い方だし、これから
さらなる進化に期待して、季節ごとに伺ってみたい。

4位:POP-HOT(ポポット)
洋食屋さんだと思ってたら、和洋が高次元で融合してた
八丁堀のお店。晩秋の頃、予約制のおまかせBコースを
頼んでみたら、先付&前菜に始まり汁物やパスタ、魚&肉、
飯物にデザートまで付いて2100円という。内容も、柿や栗、
むかご、鴨肉など秋満載の前菜に、松茸のコンソメスープ、
しめ鯖&まぐろ湯霜造り、秋刀魚の幽庵焼き、和牛の石焼きなど
圧倒される質・量。和が前面に出てますが、きのこのクリーム
パスタが茹で具合といい、完璧でした。ちなみに来年からは
おまかせA・Bコースを一種類(2500円)にまとめるそうです。

5位:ふくべ三
今年の3月でいったん休業に入られたお蕎麦屋さん。
蕎麦ももちろん美味しいんだけど、とにかく蕎麦前に
いただく肴の数々が抜群。手をかけたお刺身に、ふっくら
しっとりした焼き上がりが絶品の玉子焼き。そして一見
地味ながら、複雑な酸味&旨みが口内で昇華される
多彩なお漬物。しみじみとお酒飲むのがこんなに楽しい
空間もなかった。いずれお店を再開する予定はある
ということだったので、復活の時を静かに待ってます。