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kuro score >>> cross core !!!

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サカナクション5枚目のアルバム。
今回も前作同様、Ustreamで爆音試聴会やってたけど
酔っ払ってて、途中で寝ちゃったので、ほぼ初聴。
初っ端「アイデンティティ」の鬼キャッチーさは
言うまでもなく、ここで一気に掴まれて引きずられ
「モノクロトウキョー」でゆらゆら揺れて「ルーキー」で
駆け抜け、「アンタレスと針」でまた揺れてと、
走ったり踊ったり景色が次々変わったりと忙しい作り。
全体的には前作よりやや実験的な雰囲気かも。その中で
一聴した限りだと、じわじわ盛り上がってくけど
なんだか胸の奥がきゅうっとなる「エンドレス」が好き。
終盤「years」から「ドキュメント」の流れも美しい。
あと、初回限定DVDにはレコーディングドキュメント収録。
一郎君は、なぜあんなに目の縁がくっきりしとるんだろう。
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今月は、秋だけに大豊作。
ずっと待ってた作品が立て続けに発行されたので
本屋さんに行くのが楽しかった。読書にもいい季節だし。

■市川春子『25時のバカンス』 講談社
前作『虫と歌』から約2年。市川春子作品集(2)が刊行。
今回の装丁も、作者自身の手によるもので、色合いやら
構図やら配置やらが美しくて見惚れる。中身は三編収録。
表題作「25時のバカンス」は、深海と贖罪がテーマ。
キモくて愛らしい深海生物を媒介に、姉と弟の関係性が
深化する。前作は「日下兄妹」や「虫と歌」、「星の恋人」
と、実に収録作4編中3編が擬似兄弟モノだったんだけど
今回は実の姉弟。ただし、姉は途中から違う「モノ」に
なってしまうのだが…。感情表現は下手なのに、愛情濃い
姉の控えめな優しさが胸にくる。その愛が人間だけでなく
人ならざるモノにも注がれるのが、この作者らしさ。
一転、「パンドラにて」は冷徹な兄と屈折した妹の話。
ここでは人から異形のものではなく、異形のものから人への
あたたかい視線が切ない。救ってあげようと願っていたのは
お互いだった。そして最後に現れる生物は、あまりに
アバンギャルドな姿なので、一見何が起こっているか把握
しにくいかもしれないが、人よりはるかにまともな心を
持っていたのは彼(彼女?)の方だったという。
最後の一編「月の葬式」も擬似兄弟もの。雪国で療養している
青年と、頭が良すぎるゆえ将来に絶望した少年。ふたりの
邂逅から、未知の世界が開く。青年の謎が明らかになった時の
内容と絵柄のインパクトが凄くて、ちょっと目が眩む。
ややグロいんだけど、儚くて美しくて少し未来に光が見えた
最後の流れは秀逸。雪景色も、予想通り静かで綺麗だった。

どの話も、ほどよくドライで、ユーモアがあって、一度は
ハッとさせられる驚き(センス・オブ・ワンダー)もあって。
その底には、決して見返りを求めない愛情が流れている。
現状、ほぼ完璧に近い作品群&作家さんです。これからも
新しい作品が生み出されると想像するだけで幸せ。
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久保ミツロウ原作、TVドラマ化もされたモテキが映画化
(ドラマはテレ東系だったけど広島でも深夜に放送された)。
カーズに続いてPerfumeがちょっと関わってるからという
軽い気持ちで見に行ってきたんですが…。
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ねごとの対バンツアー@ナミキジャンクションに
行ってきた。対バン相手は、group_inou!
どちらも今年のMUSIC CUBEに出演…だったはずが
ねごとは震災の影響で見合わせになったため、
今回ようやくライブを見ることができた。
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福屋広島駅前店でヨーロッパフェアやってたので
ふらっと寄ってみた。イートインはワインバーとか
ガレット屋さんで、なんだかオサレ。取り扱ってる
商品もチーズやピクルス、オリーブオイルなどなど
いかにもな品揃え。その中でもやっぱり惹かれたのは
フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、
ルーマニアのワインと、ドイツ&ベルギービール。
とりあえず初めて見たルーマニアワインを何種類か
試飲してみたけど、どれも結構あっさりめ。あとは
ビールの大半を試飲。ひと通り飲んでみたところ、
クセがあって独特のベルギー、さっぱりノド越しよい
ドイツという印象。どっちかというとベルギーの方が
好みかな。ただ、シメイやデュベル、オルヴァル
あたりはお店でもたまに見かけるので、初見の
Gouden Carolus Classic(グーデン・カロルス)と
La Chouffe(ラ・シュフ)を購入。つまみは
グリルチキンとフォカッチャ。焼きたて旨す。
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3.11以降に描かれた新聞4コマ&短編集。
この作者らしいシニカルさや黒さ、緩さは含みつつも
普段よりはぐっとストレートな表現。とにかく「今」
心に浮かんだモノを片っ端から紙とペンで捕まえたような
作品群。よく知らない人が見たら下描きじゃないのって
思うくらいのラフな作風も、むしろ想像力の生々しさや
鮮度を高める効果を上げている気がする。今回の震災では
人間の想像力よりも現実の方がはるかに上をいってしまう
ことを思い知らされたけれど、だからといってそこで
諦めてしまうんじゃなく、それでも、だからこそ、自分の
できることをひとつずつ地道に実行している人たちには頭が
下がる。「これからも何も、ずーーーーーっと復興です」。

■しりあがり寿『あの日からのマンガ』 エンターブレイン
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数少ない友人の一人が広島を離れることになって
送別会代わりに行ってきた中国料理のお店。
本格コースは7000円からだそうですが、一番下は
3500円から可能と聞いて、そちらでお願いしました。
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前作&活動休止から1年ちょっとぶりに発売された
スパングル・コール・リリ・ラインのミニアルバム。
7曲中、3曲は過去曲のリミックスで1曲はインスト。
ボリューム的にはやや物足りないけど、やっぱり
この歌声好きだなあ。クリアでキラキラで儚げで。
新曲は1曲目から疾走感あって、空気が綺麗な草原を
一気に駆け抜けていくイメージ。これ聴きながら列車に
乗って旅したい。秋の山並みや田園風景を高速で後ろに
吹き飛ばしながら、どこまでも続く景色を眺めたい。

http://www.lilliline.com/
http://www.myspace.com/spanglecalllilliline
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いろいろ揉めて長らく絶版状態にあったMASTERキートン
が完全復刻版として、この8月から順次刊行。実家に
全巻置いてあるはずだけど、個人的に浦沢作品の中で
一番好きなので、買い直すことに。そういえば学生時代
西洋史ゼミに入ったら、コレに憧れて来たっていう人が
何人かいたなあ。懐かし。以前出てたものより値段は
ややお高めですが、全18巻が12巻で収まるし、版型も
大きくなってるから、お買い得かも。しかし、今さら
長崎さんの名前がクレジットに併記されているのを
見ると、あれこれ妄想してしまう。絶版になった原因は
某原作者とか言われてるけど、実際のところは複合的な
要因がこじれまくってたんじゃないのかな。とりあえず、
こうして無事復刊できたから、読者的にはオールOKですが。

■浦沢直樹/勝鹿北星・長崎尚志 脚本
『MASTER KEATON【完全版】』1・2巻 小学館
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元々、京橋川沿いの御幸橋近くにあったお店らしく
最近、中町に移転してきたそうです。2階にあるので
街なかといえど、店内は落ち着いた雰囲気。