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kuro score >>> cross core !!!

なんだかバタバタしてたけど、ようやく落ち着いて
きたので、今月飲みに行ったお店を簡単にまとめてみる。
どの店も、ふらっと立ち寄れる気軽なお店ばかりです。

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『えび一』
流川のビルとビルの間、細い路地の奥にひっそりと潜む。
カウンター7席ほどのこぢんまりとした店で、大将一人で
切り盛り。瓶ビールはキリン、アサヒ、サッポロとあるので
男は黙ってサッポロ黒ラベル。つき出しは、湯葉豆腐、もずく、
ゆで海老、瓜の和え物。どれも酒飲みにはちょうどいい
素朴なアテ。あとはお造り盛り合わせとイサキのウニ焼きを。
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2004年から皆勤だったSETSTOCKも、とうとう今年は
諸事情により不参加。夏はずっと苦手だったけど
青い空の下、ビール片手にのんびり音楽聴いて過ごす
楽しみを知ってから、ちょっとずつ苦手じゃなくなって
きてたんだけどね。他の夏フェスも行けそうにないし
個人的に、今年の夏は終了。そういや、去年かなり
楽しかった前夜祭もなかったな…。代わりに、なんか
おもしろそうなライブないか、いろいろ探してみよ。
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the telephonesの夏フェス完全対応CD。
ケータイや財布が入れられる首かけ防水ポーチが
セットになってて、色も爽やかグリーン&イエローの
二種。封を開けた瞬間、プールの匂いがするので
首にかけただけで浮かれ夏気分になれる仕様。
さらに収録曲は、新曲の「DISCO AGE MONSTERS」
を含め、過去のDISCOタイトル曲を網羅。無駄に
テンション上がるので、夏フェス行く人におすすめ。
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ジャック・タチが遺した脚本をアニメーション化。
舞台は1950年代のパリ、そしてスコットランド。都会では
ほとんど見向きもされなくなった老手品師が、ひとり
巡業の旅に出る。スコットランドの離島では、かつてのように
華々しく受け入れられるが、そこで出会った少女は彼を
本物の魔法使いと勘違いして、こっそり着いて来てしまう。
仏語と英語で言葉の通じないふたりの静かな生活が始まる。
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吉田戦車さんの料理エッセイ(イラスト付)。
タイトルの由来は、帯に書いてある紹介文が全てを表してる。
「何も今作る必要はない。だが、そんなときにこそうずくのが
逃避の虫である。仕事が遅れるかもしれない、担当編集者に
申しわけない。そう思う気持ちこそが、なによりのスパイスだ」。
学生時代、テスト前夜に意味なく掃除始めたりしたアレですね。
誰でも多かれ少なかれ、やってる行動様式。こういう状況で
実際に作ってる料理が全79品紹介。料理の写真は小さめだけど
どれも仕事や勉強の合間とか、深夜にお腹減った時に思わず
食べたくなるような、手頃で素朴な料理ばかり。麺類出没率が
高く、普段麺類にあまり興味ない自分でもちょっと惹かれた。
「汁ペペロンチーノ」とか、「冷やしキュウリラーメン」とか。
あと、ハムを焼いただけ、ピーマンを焼いただけみたいな
シンプルで酒のつまみっぽいのもいいなあ。学生の頃は
こんなんで十分だったはず。久しぶりに、引き出しの奥から
フライパンとか引っ張り出してみようか。

■吉田戦車『逃避めし』 イースト・プレス
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そろそろ祇園祭も佳境に入ってくる今日この頃。
最近、京都関係(料理屋さん限定ですが)の本を
何冊か買ったので、ついでに今まで京都で飲み屋を
選ぶ際に参考にしてたものも一緒にまとめてみた。
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トロイメライ・シリーズ以外にも、いつの間にか
池上さんの新刊が出てたのに今頃気づく。しかも
内容は、八重山諸島を舞台に八つの島ごとの物語を
八編紡ぎ出すという、個人的にかなり好みの方向性。
あまり暴走しすぎず、どこか優しい目線が感じられる
テイストは『夏化粧』に近いかも。舞台となる八重山は
石垣島竹富島波照間島しか行ったことないけど
どのストーリーも、島の自然や空気、匂いまでが
目の前に浮かんでくるような彩りある筆致。読んでる
最中は、沖縄まで行かなくてもこの一冊で行った気分に
なれるが、読後は結局沖縄に行きたくなる罪作りな作品。
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十日市にある和食ベースの居酒屋さん。
『順季』と書いて『のり季』と読むようです。
料理をされる大将含め、男性3人で切り盛りされてます。
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トロイメライ・シリーズ第2弾。
表紙イラストは、久々の五十嵐大介さん。
前巻の表紙画は人物メインで、人となりが分かりやすく
描かれていたが、今回は町の雰囲気重視。どこから
ともなく、あの暑くて濃密な沖縄の空気と、三線の音色が
流れてきそうな気配。主人公は、少し若めになってます。

中身は前回同様、6章立て。前半は、をなり宿の三姉妹が
フィーチャーされ、後半も風水師や機織の織り手が
メインで、主人公はもはや狂言回しの位置に(笑)。前は
もう少しいい扱いだったんだけど。ただ、このシリーズの
主役はあくまで当時の琉球の町そのものと、そこに暮らす
市井の人たち。市場の喧騒や工房の緻密さ、農村の窮乏を
背景に、それぞれの生きる土地で自分のやるべきことを
全うしようとする普通の人々の姿が、どこか優しい目線で
描かれる。やや史料に引っ張られてる感があった前巻に比べ
今回は歴史的背景もいい感じに文章になじんできてる。
特に風水の話は面白かったな。あとは、心の奥がふわっと
あたたかくなる第三夜と、胸がきゅうっとなる第六夜の
終わり方が好き。律儀な幽霊に、ちょっと萌えた。

■池上永一『トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ』 角川書店
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なんだか久しぶりの漫画ネタのような。
他にも買いたかった作品があった気がするけど
最近忙しかったから、よく分かんなくなってきた。

■今井哲也『ぼくらのよあけ』1巻 講談社
ハックス!』作者の新作は短期集中連載。
全10話らしいので、2巻で終わっちゃうのかな。
物語の舞台は、2038年の日本。地球に不時着した際
故障した宇宙船に小学生男子三人組が出会い、宇宙へ
戻そうと奮闘。粗筋だけだと、がっつりSFっぽいけど
実際には現在とのつながりがちゃんと感じられる
地に足着いた団地SF。オートボット(一見おもちゃ
みたいな家庭用アンドロイド)をはじめ、多少技術は
進化してるものの、男子小学生のバカっぽさとか
団地での生活とか、夏休みの空気感とか、いい意味で
変わらないものも多い。そんなちょっとだけ未来の
世界で起きるひと夏の冒険。読んでるうちに自分の
子どもの頃の記憶も浮かび上がってきたりするので
これから夏に向かう今の時期にこそおすすめ。