c r o s s + c o r e

kuro score >>> cross core !!!

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あーー。曽我部恵一のカレー・ライブ第二弾が決まったのに
速攻ソールドアウト。買い損ねた…。なんか2~3日で売り切れた
らしい。はえーよ。行きたかったなあ、ちきしょう。

で、今回は広島2DAYSで、二日目は横川シネマが会場。
ここもまた、上映中に電車の走る音が聞こえるという味のある施設。
とりあえずこっちのチケットだけ買っといた。
けど…あーやっぱ悔しい。一回目がすごい楽しかったからなあ。ち。
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町中ぶらぶらしてたら屋台が並んでたので行ってみる。
看板には白神社の秋季例大祭って書いてあって
舞台上では、おばちゃんたちが舞を踊ってる。
こぢんまりとしてて、ゆ~るやかなお祭り。
屋台はベタにたこ焼き、鯛焼き、ベビーカステラ。
あと、はし巻き。薄く焼いたお好み焼きっぽいものを
箸に巻きつけたこのはし巻き、存在を知ったのは実は去年。
たぶん、広島にしかないんじゃないかなあ。
って広島の人に言ったら、そんなことないもん!と猛反論。
ま、どっちでもいいんだけど。

その後ぐるっと見てまわって、ビールが売ってなかったので
何も買わずそのまま帰ったった。
うーむ、もしや。あの『じねんじょ倶楽部』の後継なのか。
以前とほど近い場所に似たような店名を見つけ、しばし固まる。
じねんじょ倶楽部と言えば、かつて広島で一番おいしいとまで
囁かれた(大げさ?)麦とろ屋さん。
いつか行こう、いつか行こうと思って、人誘っては山芋苦手と
断られ、一人で行ってみては店休日と、なかなかタイミングが合わず、
気づいたらお店がなくなってたほろ苦い思い出の地。
これは行っとかねば。一気に4階まで駆けあがる(エレベーターで)。
で、結論から先に言っとくと、まったく関係ありませんでした。
うーん、まぎらわしい。

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『名もなき店 自然生物語』
店内は70年代クラシックとでも言おうか、ビニール張りのソファが
並ぶ…って、内装のことはよくわかりません。
メニューを見ると、飲み物は結構充実してる。焼酎だと芋だけで
20種近く、それ以外の焼酎も15種くらい。梅酒もたくさん。
あと、ビールはアサヒのスーパードライと黒生があって
ハーフ&ハーフも可。しかもドライを先に注ぐドライ先だと
アイボリーバブル、黒生先だとブラックバブルになるそうな。
飲み比べてないからわからないけど、興味のある人は試してみて。
デートって何?食べられんの?っていうくらいの人間ですが
誰かとふたりで飲みに行くことは少なくないです。
なぜなら、異性として見られてないからーーとかいう悲しい話を
したいわけではありません。ふたりだと、味の好みが違ったり
あまり個性の強い店は合わなかったりで意外にいい店が見つかんない。
そんな時、まあ誰が食べてもそこそこおいしくて、なおかつ
雰囲気もいいとこがいい。初めてのデートなら、尚更だ。
という方々に憎しみ、違う、慈しみを込めてご紹介。
なんとなく紹介の仕方に、ところどころ引っかかる部分が
あるかもしれませんが、気のせいです。

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『地鶏瑞穂』
店名の通り、地鶏のお店。串焼きや鶏刺しを筆頭に、コース料理
も揃っており、地鶏のおいしさを楽しませてくれる。
でも、この店の一番の特徴はその店舗。古い民家を改装した佇まいの
店内は、ちょっと旅館にでも寄った感じ。調度品も一見、年季が
入っているように見えるけど、綺麗に磨かれていて落ち着ける。
あんまり若い人がキャーキャー言う雰囲気ではないので
庭を眺めつつ、ゆっくり過ごすのが吉。

■地鶏瑞穂/広島市東区光が丘14-9[11:00~14:00、17:30~22:30]
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北海道のお土産にもらった、じゃがポックル。
何の変哲もないポテトスナックだと思ってたけど
なんかあちこちで大人気らしい。
いや、おいしいことはおいしいんだけど、
北海道の売店では行列ができてるとか、
ネットオークションで何倍もの値がついたとか聞くと
それほどのもんかなあ、と首を傾げたくなる。
一応、北海道限定だからなんだろう。
ホントに日本人は限定物好きだよな、って
他人事みたいに言ってるけど、CDの初回限定盤とかには
うっかり飛びつく俺も同罪。
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風鈴の音ではじまり、風鈴の音で終わる。
『POINT』以来、約5年ぶりのアルバム。
相変わらずシンプルすぎるくらいの構成。

ふと、なんでこの人の曲聴くようになったんだろう、と
考えてみるに、少なくともフリッパーズ・ギターの頃は
まだピンときてなかった。音楽に詳しい人はだいたい
飛びついてたけど、個人的にはこの人ら、ちゃんとごはん
食べてんのかな、声消えそうだよ、とか思ってた。
気になりだしたのは、たぶん雑誌『TV Bros.』で連載はじめた頃。
いきなり京都にタマゴかけごはん食べに行ったりする訳わかんない
内容だったけど、文章がなんかよかったんだよなあ。
それで初めて買ってみたのが『69/96』。
フリッパーズや文章のイメージとは全然違うというか、真逆。
この時感じた、なんかよくわかんないけど、おもしれーっていう
印象が、その後ずっと続く。

以来『FANTASMA』、『POINT』と聴いてきて、その上で
今回新作聴いてはっきりしたのは、今さらだけど
「声が好き」ってこと。アルバム全体で歌声が入ってるのは
かなり少ないけど、だからこそよりじっくりと耳を傾けてしまう。
なので、一番好きなのは「Music」。タイトルもなんだかすごい。
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歯医者さんに定期検診に行ってきた。
前歯は欠けたまま、奥歯には穴が開いたまま、という
あまりの惨状に、周囲からやいのやいの言われてようやく
歯医者に向かったのが2年前。まじめで善良そうな先生に
半ばあきれた顔をされたのがよい思い出です。

その後、半年近くかけてマトモな歯にしていただき
今もなお、半年周期で呼び出して、歯の磨き方までチェック
してくれるよい歯医者さんに出会えて、本当に良かったなあ。
やたら歯を抜きたがる医師も多いと聞く中、ここの先生は
余程の状態でないと、なんとか治療で治そうとしてくれるのも
大変好ましいところです。あと、各席の側にモニターがあって
DVDを流しているところもよいです。『ハリー・ポッター』や
『チャーリーズ・エンジェル』など、普段見ない類の映画が
見られたのも、ここのおかげです。治療中は上向くから
結局ほとんど見られないのはご愛嬌ですが。

でも、ひどい虫歯はほっとくと、ホントに命にかかわることも
あるし、何より、おいしいものをおいしく食べられなくなるのは
生きる愉しみが半分くらい減っちゃうので、気をつけようと思う。
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いい加減、お金が厳しくなってきたので、週末は
酒まつりで買った西條鶴の純米生酒を開けてみた。
いい日本酒は、ワインと同じで開栓したらすぐ飲みきらないと
ダメになるっていう強迫観念があるので、体調は万全に
ととのえてある。一晩で飲みあかしてみせます。

と意気込んでみたものの、普段は日本酒飲まないので
ちょっと不安。そもそも日本酒が苦手になったのは
学生時代、東北に旅した時に一週間くらい延々と毎晩
先輩に注ぎ続けられて、断ることもできず飲み続けたのが
原因と思われる。東北だから、すごくおいしかったんだけど
どうもその時に一生分飲んでしまったらしく、それ以来
日本酒飲むたびに背筋がぞわぞわして、落ち着かなくなるので
なんか苦手。混ぜ物が多いやつだと、一口でも無理。
でも、まわりにも日本酒飲める人いないからなあ。
じゃあ、なんで買ったんだ、と問われれば、
場のフンイキとしか答えられませぬ。
悩んでたって、仕方ない。勢いだけで栓を捻る。

とりあえず、おそるおそるグラスに注いでみる。
色はかすかに黄色みがかってるけど、ほぼ無色透明。
甘い香りがほんのり漂うくらいの、その味はすっきりしてて
水のようにさらさらしてる。まあ、生酒だもんな。
だもんで、すいすいいける。まさしく水を飲むごとし。
しばらくして、トイレ行こうと立ち上がったら、
足元ふらつく、ふらつく。酔った意識なく、酔っぱらうのは初。
なんだこれ。おもしろいから、調子のって飲み続ける。
しっかりしてるつもりなのに、いちいち勢いが強いらしく
タコの刺身をこたつにぶちまける。
酔ってるから、気にせずそのまま食べる。
食べた後、ファブリーズかけたから大丈夫。きっと大丈夫。

翌朝。案の定、タコのにおいにつつまれて目覚めた。うんざり。
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広島駅の駅ビル5階が新装オープンしたので行ってみたら…。
まず、目に飛びこんできたのがエステサロン。それからコスメに
ネイルサロン、ベーグル屋さん。もう完全に、女性仕様になってた。

所在なく、ふらふらしつつ奥に進むと、ようやく本屋さん。
前より棚が低くて、全体的に明るくて、でもなんか落ち着かないなあ
と思ってたら、ここも前のサラリーマン向け陳列から、女性向けに
シフト。女性誌や女性コミックが目立つ位置にあるし、
単行本なんかの書籍も、女性向けなのが前面にきてた気がする。
まわり見てみたら、同じように目が泳いでる男性客がちらほら。
うーん。やっぱり女の人中心の方が、よくお金が動くのかな。
よくわかんないけど、とりあえずベーグル買って、逃げるように
帰ってきた俺は負け組ですか。
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最後に、山の方もぐるっとまわってみた。
まずは大聖院にお参り。ここはなんだかいろんな方が勢揃い。
観音様からはじまって、不動明王に七福神、
お釈迦様は寝っ転がり、天狗様は仁王立ち、アンパンマンも
微笑むよ…って、なんでもありか。
もともとは空海が開いたみたいだけど、もうよくわかんない。
でも、賑やかなのはいいことだ。何とかも山の賑わい、とか
言ったら罰当たりますか、そうですか。ごめんなさい。
とりあえず、てっぺんの大師堂で、ひとつだけ願いを叶えてくれる
という一願大師にお願いをしておきました。罰当てないでください…。
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せっかくなので、夜の宮島も駆け足でまわってみた。
十五夜だったせいか、どっかの放送局が来てて、あちこち
ライトアップ中。賑々しく、やたらめったらまぶしい。
それでも、さすが世界遺産。荘厳で雅やかな雰囲気が周囲を包む。

穏やかな気持ちでまわろうと思ってたら、所々で妙な気配を感じる。
暗闇にじっと目を凝らしてみると、シカがのんきな顔で徘徊中。
むう。シカって、夜は山に帰るもんだと思ってたけど
普通に町中に残ってんだな。ちゃんと山に帰るのもいるけど
残ってるやつはきっと、メンドくさがりなんだろう。
エサ食べすぎたしー、歩くのだるいしー、山はのぼり坂だしー、
朝になれば結局町に戻ってくんだしー、もう眠いしー…。
しゃんとしろ、しゃんと。
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秋なので、安芸の宮島に行ってきた。
広島に住んでるのに、人生二度目。
紅葉の季節だし、と思ってたけど、まだちと早かった。
でも本当のベストシーズンだと、観光客の数がハンパでは
ないらしいので、ちょうど良かったのかも。

昼過ぎに大鳥居見に行くと、干潮で歩いて渡れたので
ずんずん進んでみる。と言っても、結構水が引ききってない
ところがあるので、無駄にぴょんぴょんする。
途中、観光なんか関係なしに、無心に潮干狩りする人多数。
地元の人かな。なんか楽しそう。
基本的に、ブログで時事問題には触れないことにしてるんだけど
“例の発言”に関しては、広島に住む一人として
言及しておかねばならない。

今回わかったのは、政治家というものは北朝鮮にしろ、
日本にしろ、大差ないということだ。
核の脅威があるから、対抗してこちらも持つという発想もそうだが
要するに権力を持つ者は、より強い力を欲するということだ。

だがそのことによって、被爆国である日本が唯一持つことができた
「力」を失うことになる。それは「信頼」だ。
IAEAからの査察回数も多く、潜在的には最も警戒されている
国が、表面上であっても信頼されてきたのは、
「被爆国だから核は持たない」という言葉に力があったからだ。
その力も今回、自らの手で失ってしまった。

そして北朝鮮への制裁に二の足を踏んだ中国、ロシアは
日本に対しては容赦なく、第一級の制裁を加えようとするだろう。
軍事介入さえ辞さない、というか、そのためのよい口実にしてしまう
はずだ。その時、アメリカは日本を守ってくれるだろうか。
飼い犬に手を噛まれた時、飼い主は力で調教し直す。
そうならないと言い切れるのか。

その時。核を持った時、ようやく日本は気づくだろう。
真の友人と呼び得る者など一人もいないことに。
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日本では『ティファニーで朝食を』の原作者として有名な
トルーマン・カポーティが、ある殺人事件をきっかけに
ノンフィクション小説『冷血』を描くまでの過程を捉えた作品。

個人的に一番印象深いのは、要所要所で挿入される
薄ら寂しい冬枯れの景色だ。重く垂れ込めた鈍色の雲、
色味なく果てしなく続く地平線、一枚の葉もなくし
虚しく天を衝く木々…。重々しく救いのないこの映画全体の
トーンを現しているかのようだ。というか、こういう
冬の景色が好きなだけなんだが。
それに対して、対比するように映しだされる
都市の夜景には、まったく何も感じなかった。
カポーティ本人の印象も同様で、パーティで騒いでる姿より
ひとり黙々と執筆に没入する姿の方により親しみを覚えた。

ただ結局、最後までこの人の本心はわからなかった。
一応、最後の涙を流すシーンは、本当の心からの涙で
それまで存在しなかったかのような彼の人間らしさが
ひょっこり出てしまった、ということになってるらしいけど
あれさえも、ひょっとして嘘なんじゃないかと疑ってしまう。
役者(ホフマン)の演技が凄すぎて、もはや演技なんだか
憑依なんだかわからなくなるくらいで、それゆえ役者本人が
意図した以上のものが見えてしまったのかもしれないけど
単に俺がおかしいだけなのかもしれない。
でも、本物の人間の心なんて、他人にわかるわけないもんなあ。
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西条に行った時、ふらついた酒蔵通り。
酒蔵のある町って、なんで綺麗に見えるんだろう。
やっぱり水が一番大事だから、その水を汚さないためにも
町を綺麗にしとくんだろうか。
で、だいたい目にまぶしい白壁だから、その美しさが際立つ。
町のあちこちを、裏手まで隈なく歩いてると、天気の良さも
相まって、心もはずんでくる(酒のせいという説もあるけど)。
雨が降ったら降ったで、趣深いんだろう。
前に住んでた時は感じなかったけど、あらためて見ると
いい町だったんだなあ。いつかまた、酒蔵のある町に住んでみたい。

いろんなことをぼんやり考えながら、最後はパスタ屋さん
ぽいとこで、チーズケーキ食べてコーヒー飲んで帰った。
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『黒澤』の2号店ができたので行ってみた。
堀川町の『五エ門』本店隣のざくろビル5F…って、
ここ確か『shisyu』のあったとこだ。
経営母体は同じだから、結局人気のある黒澤に合わせちゃえ
ってことなのかな、よくわかんないけど。
でも、2号店までならともかく、『花山グループ』みたいに
増殖しすぎたら、おじいちゃん見分けつかなくなるから。
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旧暦8月15日は、7~9月(秋)のちょうど真ん中の日だから
「中秋」と呼ぶらしい。ちなみに「仲秋」だと旧暦8月をさす。
そんな中秋の日(10/6)に、船に乗る機会があったので
船上から月を眺めてみた。
台風が近づいてて、雲は多かったけど、はっきり見える。
小さいのに、吸い込まれるような気がする、まんまるの月。
ここに団子でもあれば、完璧だったのにな。

そう言えば高校くらいの時、地面に近づいて異様にデカくなった
月を見たことがある。かなり不気味で、しばらく目を離せなかった。
もっと子どもの頃は、単純に夜の空が怖かった。
空の向こうが、つかみどころがなくて、想像するには大きすぎて。
こんな広い世界・宇宙の中で、自分の存在や寿命なんて一瞬のもので
死んだら生まれ変われるとか、自分だけは特別だなんて思いは
簡単に吹き飛ばされた。ただただ圧倒され、威圧され、打ちひしがれて
眠る夜。でも翌朝には、必ず澄みきった青空が広がっていた。
それで、だいたい昨夜のことなんか完全に忘れて、
遊び呆けるあほな子でした。

大人になってからは、空をじっくり見ることなんて少なくなったけど
たまにはいいもんだなあって思ってたら、十五夜だけ見るのは
「片月見」と言って、あまりよくないことらしい。
十三夜(旧暦9月13日)にもお月見して、ようやく完了。
今年なら、11月3日。今度こそ、団子用意するか。
ひとり呟きながら見上げた空には、鰯雲が広がってた。
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酒都・西条で行われた「酒まつり」に行ってきた。
西条は前に少し住んでたことがあるんだけど、今回7年ぶり。
酒まつりに行くのは、8年ぶりになる。

駅前に降りたったら、その変貌ぶりにあせる。
旅館とか、あやしい店とか、もっとゴミゴミしてたのに、
駅前までブールバール(巨大並木道)が貫いてて
無駄にだだっぴろい。変わったなー、というより変わりすぎ。
20歳過ぎて再会した、小学校の同級生並み。
みんな立ち退きになっちゃったのかなあ、とか思いつつ
駅前の通りをきょろきょろしながら進む。でも酒蔵のある通りに
入ったら、そんなに変わってなくてほっとする。
ほっとしたついでに、生ビールが売ってたので即買。
日本酒のお祭りのはずだけど、気にしない。
さらに進むと、酒蔵で天ぷらそば(韃靼そば)を売ってたので
入って即食。天気のいい青空の下、ビール片手にあったかいおそば。
ここで完全にスイッチが入る。
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秋の空見てると、何もかも捨ててどっか行きたくなる。
遠い見知らぬ町で、見知らぬ飲み屋に入って
見知らぬ肴で、見知らぬお酒を傾けたい。
って、いつもとあんまり変わんないな…。
つまりは、新しい店を開拓するというのは、
旅に出るようなものなんだよ。
…無理矢理、普段の生活を正当化してみました。

というわけで、週末ちょっとお出かけしてきます。
すごい近場だけど、台風が近づいてるらしいので、
飛ばされないように、いや、むしろ飛ばされるくらいの
気持ちで行ってきます。
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 たくさん
 はなしたいことがあった。

 子供のころ飼っていた
 犬の話を
 聞いてほしかった。

読んでる最中ずっと、なんか妙な違和感を感じてた。
何が変なんだろう、と思って他の人の感想をネットで見てたら
西原初の「恋愛」をテーマにした作品だ、とあって膝を打つ。
あ、恋愛漫画だったんだ。それでか。
これまでさんざん(どうしようもない)男と女の関係を
描いてきたけど、よくよく考えたら色恋沙汰をど真ん中に
据えることはなかったもんな。

でもそこはサイバラ、若い女の子のキラキラした恋愛なんか
には死んでもならず、すえたおばちゃんたちの色恋を全面に出す。
しかも、エゲつないおばちゃん(60歳!)の恋を正面から
描いてるのにきちんと切ない、という離れ業。
目の前の、酒も男も丸飲みするからヤマタノオロチと呼ばれてる
ようなイカした人だけど、彼女の独白シーンには胸がつまる。
もし自分の母親に、「好きな人ができた」とか告白されたら
どうしようかなあ、って訳のわからんことまで考えだす始末。

 逃げるか死ぬかして
 先におらんなって
 もらわんと困るもんが
 男じゃ

 私らは残るもんで
 あっちはどこぞに行くもんなんじゃね。

自分のまわりを見る限り、これは真理なんだろう。

あ、西原初の絵本、『いけちゃんとぼく』の方はフツーでした。

■西原理恵子『パーマネント野ばら』新潮社
■西原理恵子『いけちゃんとぼく』角川書店
おいしい店、居心地のいい店ばかり行ってると
ある日突然、刺激が欲しくなる。
妙な店、こだわりがありすぎる店、クセの強い店…。
でも、普段行かないので、なかなかアンテナに引っかかってこない。
変わった店って言っても、おいしくないものは食べたくないしな。
とか、わがままなこと考えてたら偶然、立て続けにそういう店に
当たったよ、最近。立て続け、と言っても2店ですが…。

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『爐談亭』
「変わった店がある」と、前々から噂にだけは聞いていたけど
たまたま見つけたので入ってみた…ら、ホントに変わってた。
戸を開けた時、一瞬逃げようかと思ったもん。

だだっ広い板間の周囲を囲むように席が配置してあって、
中央上座には作務衣姿の店主が鎮座しておられる。
で、「こっち座りなさーい」って、店主のすぐ隣の席を指される。
これはもう逃げらんね、と覚悟決めて座ったら、椅子より
板間の方が低くて、妙な感じ。食べる時、かがみ込むようになるし。
…あ、器持って、背筋伸ばして食べるべきだったんだろうか。
行儀わりい。今さら遅いか。
おじいちゃん、肉とか脂っぽいもん苦手やわー。
魚とか、野菜がええわー。
って、口グセのように言ってるけど、よくよく考えたら
2~3年前までは、肉もぱくぱく食べてたな。
その頃よく行ってた&今でもたまに行く
焼き鳥・焼肉の店を何店か、どうぞ。

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『楽車』
人生で初めて焼き鳥屋に入ったのは、もう10年以上前で
当時住んでた福岡の店。「焼き鳥」のはずなのに、メインは
豚バラで、他は鳥皮、ズリ(砂肝)、レバー等々と
今思うに全国の主流とはかけ離れてた気がする。
そして福岡と言えば何より、焼き鳥の下に敷かれる
大盛りのザク切りキャベツ! 脂っこい豚バラも、
このキャベツで緩和され、いくらでも食べられた青春の味。
なので、広島で初めて焼き鳥屋に行った時の衝撃は大きかった。
ちっちゃい皿に2~3本並べられた細っこい串。
しかも塩でなくタレ。てゆーか、あの暴力的なまでの
大盛りキャベツはどこいったんだ!?
正直、こんなの焼き鳥じゃない、と落涙したね。
今でこそ広島でも、焼き鳥屋でキャベツは普通になったけど
あの頃はどこ探しても見つからず、落胆の日々。
前フリが長くなりすぎたが、要するにその博多ストロングスタイル
に限りなく近かった、広島初遭遇の店が『楽車』だったのです。
よかったね、俺。たかが焼き鳥でバカみたい、というかバカだけど。
個人的お気に入りはアスパラベーコンとか、しそ巻きとか…
結局、変則系だな。三つ子の魂百まで、というか。
しかもこの店、お酒の品揃えも気合い入ってるので
いろんな意味でおすすめです。

■楽車/広島市中区胡町4-7[17:00~26:00]
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文化庁メディア芸術祭の10周年記念で行われた、アンケートで
選ぶメディア芸術100選。アート、エンターテインメント、
アニメーション、マンガの4部門からなる。

今、出版社を中心に漫画賞は数多くあるけど、大半がおざなり
というか、とりあえず審査してるって感じなのに対して、
この「文化庁メディア芸術祭」は、お役所なのにお役所仕事とは
正反対の本気と熱意を感じる。漫画賞の中では
個人的に今、一番信用できる賞と言っていいと思う。

今回の100選は、アンケート主体なので、どうしても多数決で
順位が決まってしまうけど、マンガ、アニメに関しては
まあ、納得のいく結果。『ジョジョ』2位だし、ちょっと
古くても好きなの(『うしおととら』とか『MASTERキートン』)
入ってるし。西原作品がひとつもないのが残念なくらい。
アートは、岡本太郎が1位なので文句なし。
明和電機が2、3位含むトップ10中4つ占めたのはすごいなあ。
「アート」って言われたら少し構えてしまうけど、誰が見ても
わかりやすくて、興味が持てて、でも実は奥が深くて。
なにより、ただの作業着がかっこよく見えるのが素敵だ。
これからも日本の代表として、こっそり頑張ってほしい。
ただ、エンタメは…。来年見返した時、これなんだっけ?って
ならないといいけど。

http://plaza.bunka.go.jp/hundred/hundred.html