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kuro score >>> cross core !!!

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福島を舞台に、若い世代の成長や葛藤を描くシリーズ
はじまりのはる』の第3巻。単行本自体は昨年5月に
出てたんだけど、発行部数が少ないのか発売日前後には
見つけられず、つい最近ようやく丸善で発見したので即購入。
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今月は3冊だけですが、いろいろ濃ゆかった。
始まるもの、終わるもの、雰囲気が変わるもの…。
いろんな節目があって、それぞれ面白い。

■福満しげゆき『中2の男子と第6感』4巻 講談社
中2男子の妄想を起点に始まった物語も今巻で完結。
今まで通りゆるゆると終わっていくのかと思いきや
まさかのハード・アクションモードに突入。主人公は
いじめっ子と正面からぶつかって勝利した上、その勢いに
のって、作者の不安感を具現化したようないつもの
通り魔キャラクターと全面対決。彼も見事打ち倒すんだけど
そこからがこれまでの福満作品とは一線を画する展開に。
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ビッグ・アイズ』以来2年ぶりとなるティム・バートン
監督最新作。おじいちゃん子の少年ジェイクは、家族と
暮らすフロリダでは周囲と馴染めず、日々を地味に
過ごしていた。だが、ある日、その祖父が森の中で
亡くなったことから事態は急変する。亡くなる間際
ジェイクに遺言を残した祖父の顔には、目玉がなかったのだ―。
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今年は1月にして、既に年間ベスト級の作品が出ました。
連載中からずっといいなと思ってたけど、単行本になって
まとめて読むとなお良い。いい漫画読むと幸せになるね。

■熊倉献『春と盆暗』 講談社
妄想癖(のようなもの)を抱えた女子と、冴えない
男子が出会う、ボーイ・ミーツ・ガール連作短編集。
収録された4話すべて、恋愛関係に届く一歩手前の
もどかしくも胸が少しだけ弾んでしまう瞬間が描かれる。

掲載誌の『アフタヌーン』で第1話を読んですぐ単行本化を
待ち望むくらい個人的ツボにハマった本作。短期集中連載で
たった4話で終わってしまったことだけが残念だけど、とにかく
すべてのエピソード、登場人物が、絶妙にゆるくてズレてて
真正直で愛おしい。出てくるのは、接客中のイライラを
月面に道路標識を放り投げる妄想で抑え込むサヤマさんに
背の低さから町が水中に沈んだ光景を思い描く四谷さん、
恐竜とサボテンを語りだすと止まらないさわ姉、そして
うれしくなるとつい人を殴ってしまう甘党の大友さん。
テンションの違いはあれど、みんな見事にマイペースで
そんな彼女たちに振り回されつつも魅かれていくボンクラ
男子たちの気持ちにじわり共感してしまう。気づけば何度でも
読み返したくなるので、ずっと手元に置いておきたい一冊。
ちなみに、第1話はココから読めます。興味のある方はぜひ。
第1話「月面と眼窩」
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2016年の積み残しは9冊。
相変わらず年末年始は新刊多くて、漫画読んでるだけで
連休終わりかけた。でも楽しかったから、いいや。

■スケラッコ『盆の国』 リイド社
昨年ちょこちょこ話題になってた一巻完結作品。
今まで本屋で見つけられなかったけど、年末恒例の
各漫画ランキングでも上位に挙がることで、ようやく
普通に入荷されだしたので、無事購入できた。
舞台は、おそらく京都をモデルにした架空の町・六堂町。
お盆に帰ってくるご先祖の霊「おしょらいさん」の姿が
見える少女・秋が過ごした不思議なひと夏の体験を描く。